私が長年、感覚研究をして来たのは「知識優先より、知恵を優先」することを推進して来ました。
以前から日本の子供たちや若者たちの学力について私なりに分析し、解説して来ました。
特に企業の新人研修などの講師依頼をされた時には「知識と知恵の違い」を詳しく教え、指導します。
私が学生時代は、スマホも無ければ、パソコンなんて大型で、超大型の計算機程度でした。
現在のように知らないことを辞書を開いたりするよりも、ネットで検索すれば分かる時代です。
辞書や百科事典で調べても分からないことは、図書館などに通い「自ら調べた
」ものです。また、現在のように誰かが教えてくれることも希薄でしたから、創意工夫して学んでいたのです。
現在なら、子供の頃から塾に通い、塾の先生が学校では教えてくれない事細かなことまで教えてくれます。
自宅でもパソコンを使いながら勉強する人たちが多いのは、分からないことを直ぐにネットで検索して調べるからです。
こうした、勉強方法は「知識優先」で、視覚で覚えることが優先されます。
こうした、視覚優位の「記憶」では、多くのことを二週間程度で忘れてしまいます。やはり、自らの頭(脳)で考え、誰かが教えてくれないと「覚えられない」と癖のように頼るようにすると、知恵の記憶、勉強は身に付きません。
こうした恵まれた「学びの環境」がいずれ、社会人になり、仕事に就いた時には、自ら考えだす能力が欠如しているため「誰かが教えてくれない」と分からない、分からないのなら「聞けば」よいのに、聞かずに上司から分かったかと言われると、分からないと応えるだけです。
いくら上司といえども、何十人者部下一人、一人に指導、教育することは不可能です。学校や塾の先生ではないのですから「人から教えて貰うことが当たり前」で育ってきたから「知識は高くても、知恵は理解」されないのです。
現に、世界的に見ても、日本は年々学力も大学のレベルも低下して来ています。
これらは「記憶優先」の教育の実践だからです。自らの脳力で考えただす能力が低下していますから「知恵」も低下し、想像する「創造力」に至っては、意味も理解していないし、どうしたら身に付くのかも「気力不足」でもあります。
これらが複合的に「その人の脳力」にあるのです。単なるIQが高いからと頭が良い訳ではありません。つまり、バランスが必要ということです。
見た目のことだけを優先し、記憶して「覚えた」と自覚しても、その「本質を理解」出来ていません。ここに知識と知恵の違いがあるのです。
頭で思考することも大切ですが、その前に「実体験する」。自己の五感を駆使して、仕事でも勉強でも「頭で考えるよりも(感じる)ことが大切だということです」。
手足を使い、時には音や臭いを嗅いでみるなど、学びたいこと、覚えたいことは視覚や聴覚だけではなく、五感を駆使して「覚えた記憶は(長期記憶)」となり、長い期間忘れない記憶になります。視覚、目視で覚えた記憶は、二週間程度、多くのことを忘れてしまうから、重複して覚えないから「合理的ではないのです」。
その点、知恵は「自らの脳力、試行錯誤しながら必死に覚え」たことは忘れない特徴があるのです。
人の記憶は「短期記憶」は「海馬」で記憶します。人の名前や電話番号の暗記などに関わっています。「長期記憶」は「大脳皮質」で記憶し、そこの脳細胞に長期保存するように記憶しているので、長い期間忘れないものです。
ですから知恵を理解出来れば、この大脳皮質に記憶、保存することが重要ということです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦
以前から日本の子供たちや若者たちの学力について私なりに分析し、解説して来ました。
特に企業の新人研修などの講師依頼をされた時には「知識と知恵の違い」を詳しく教え、指導します。
私が学生時代は、スマホも無ければ、パソコンなんて大型で、超大型の計算機程度でした。
現在のように知らないことを辞書を開いたりするよりも、ネットで検索すれば分かる時代です。
辞書や百科事典で調べても分からないことは、図書館などに通い「自ら調べた
」ものです。また、現在のように誰かが教えてくれることも希薄でしたから、創意工夫して学んでいたのです。
現在なら、子供の頃から塾に通い、塾の先生が学校では教えてくれない事細かなことまで教えてくれます。
自宅でもパソコンを使いながら勉強する人たちが多いのは、分からないことを直ぐにネットで検索して調べるからです。
こうした、勉強方法は「知識優先」で、視覚で覚えることが優先されます。
こうした、視覚優位の「記憶」では、多くのことを二週間程度で忘れてしまいます。やはり、自らの頭(脳)で考え、誰かが教えてくれないと「覚えられない」と癖のように頼るようにすると、知恵の記憶、勉強は身に付きません。
こうした恵まれた「学びの環境」がいずれ、社会人になり、仕事に就いた時には、自ら考えだす能力が欠如しているため「誰かが教えてくれない」と分からない、分からないのなら「聞けば」よいのに、聞かずに上司から分かったかと言われると、分からないと応えるだけです。
いくら上司といえども、何十人者部下一人、一人に指導、教育することは不可能です。学校や塾の先生ではないのですから「人から教えて貰うことが当たり前」で育ってきたから「知識は高くても、知恵は理解」されないのです。
現に、世界的に見ても、日本は年々学力も大学のレベルも低下して来ています。
これらは「記憶優先」の教育の実践だからです。自らの脳力で考えただす能力が低下していますから「知恵」も低下し、想像する「創造力」に至っては、意味も理解していないし、どうしたら身に付くのかも「気力不足」でもあります。
これらが複合的に「その人の脳力」にあるのです。単なるIQが高いからと頭が良い訳ではありません。つまり、バランスが必要ということです。
見た目のことだけを優先し、記憶して「覚えた」と自覚しても、その「本質を理解」出来ていません。ここに知識と知恵の違いがあるのです。
頭で思考することも大切ですが、その前に「実体験する」。自己の五感を駆使して、仕事でも勉強でも「頭で考えるよりも(感じる)ことが大切だということです」。
手足を使い、時には音や臭いを嗅いでみるなど、学びたいこと、覚えたいことは視覚や聴覚だけではなく、五感を駆使して「覚えた記憶は(長期記憶)」となり、長い期間忘れない記憶になります。視覚、目視で覚えた記憶は、二週間程度、多くのことを忘れてしまうから、重複して覚えないから「合理的ではないのです」。
その点、知恵は「自らの脳力、試行錯誤しながら必死に覚え」たことは忘れない特徴があるのです。
人の記憶は「短期記憶」は「海馬」で記憶します。人の名前や電話番号の暗記などに関わっています。「長期記憶」は「大脳皮質」で記憶し、そこの脳細胞に長期保存するように記憶しているので、長い期間忘れないものです。
ですから知恵を理解出来れば、この大脳皮質に記憶、保存することが重要ということです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦