私達ヒトの五感は視覚が優先され,五感の内でも80%以上もの外的情報を脳に送り,記憶している。
但し,私達ヒトの視覚は眼でモノを見ているのではなく,脳が認知し,確認し,理解するのです。つまり,眼では無く脳がモノを見ているのです。
私達の眼は,左右両方に顔の前についておりますが,これはモノまでの位置や距離などを測り,立体視するため三角法を使ってモノの位置,形,色,素材までも確認できるのです。
ヒトの目はモノを見る時にモノをそのまま見ているのではなく,バラバラな情報や逆さまな像を脳が修正しながら処理して見ているのです。
左目で見た情報と右目で見た情報は実は左右対称(asymmetry)アシンメトリーで認知しているのです。
図参照,ヒトの視覚は視神経の細胞の束を電気信号に変換し,視交叉という処でクロスしている。左眼球からの視覚情報は右側の大脳視覚野に送られ,認知している。
右眼球からの視覚情報は左側の大脳視覚野で認知しているのです。
ヒトの大脳視覚野は後頭野に位置している。
例えば,視神経の近くに脳腫瘍や視神経のどちらかを傷つけたれすると片目が見にくいとか,見えないと自覚するのです。
ヒトの目の視野は首を動かさずに両手を広げ,眼球だけで見える範囲は約170度になります。
但し,高齢者になると視野は130度前後と狭くなり,両側が極端に見えなくなります。
私達の視覚はモノを見るのにも時間差が生じているのです。例えばテレビの画面を見ていても,脳で認知するのに0.5秒ほどの時間差が生じ,認知しているのです。
私が危惧しているのは,現代人の五感が視覚優先のため,他の感覚が極端に鈍感になり,退化していることである。
例えば,賞味期限の問題や異臭などにも気付かないとか,危険回避能力が欠如している人達が実に多いのである。
これらの感覚こそ,視覚ですべてを理解している(認知)していると思っている勘違いの感覚が生み出した五感の偏り現状である。
現に,私がある小学校で講演会をした時に,個別に質問を受け,自分の小学4年生の娘が,台所に置き忘れた腐ったリンゴをそのまま食べてしまい,吐いてしまったという質問で「味覚異常」ではないかと心配になり,私に相談されたものです。
味覚障害では無いのですが,腐ったリンゴや腐った食材などを見たこともなければ,触ったこともない経験の希薄から起こった現象であり,まさしく視覚で見た物がすべてだと思ってしまう感覚に陥るとこれらの異常行動に繋がります。
また,最近の子供達にグローブとボールでキャッチボールさせるとすぐに異常が理解できる。
グローブでボールを受け止められず,顔に当たってしまうのである。
これらはゲーム機や携帯電話などの液晶画面を長時間,長期間眺めていると,これら3次元的感覚(立体視)が出来ず,2次元的感覚(平面感覚)の視覚に陥り,立体視出来ない子供達が最近急増しているのです。
また,高層階のマンションに生まれた頃から育っている。子供達の五感(視覚)は,高さに順応してしまい,高さの立体視が出来ず,怖さや恐怖感すら感じなくなるのです。
現に,反射神経にも悪影響が出ているのです。転んでも反射的に手が出ず,顔から転んで顔や頭を怪我する子供達も増加しているのです。
私達大人でも同様に視覚が全てであり,賞味期限の誤魔化しが有っても,信用してしまい,多少変な味がしても食べてしまうのである。(冷凍餃子)の農薬混入など,私は農家の生まれなので幾ら冷凍されても,ツーとする農薬の独特の臭いは敏感に感じるのです。
ヒトの臭覚は,防衛本能であり,危険回避能力のために備わっている人の重要な感覚の一つなのです。
ヒトの視覚は巨大化した脳が生み出した感覚であり,現代人は特に視覚に頼り過ぎている傾向が強い。
見た目が重要視され,格好よさ,形の良さ,奇麗な物などの偏った傾向があり,見た目が良ければ良いと考える人達が多いのである。
やはり,視覚以外の感覚,聴覚,臭覚,味覚,触覚などの鍛錬が重要なのである。視覚優位の感覚に陥ると先ほどの実例に挙げたように異常行動や感覚異変が生じるのである。
幼い子供の頃から,バランスのとれた感覚刺激によって,脳は活性化し,感覚の正常化,脳の正常化に繋がるのです。
我々,大人も同様に脳の活性化,記憶力の低下,脳の低下を感じたら,今すぐ視覚優位の感覚を見直し,他の感覚を研磨することである。視覚以外の感覚を鍛練することでヒトの脳は活性化するのです。
五感プロデュース研究員,感覚大学、荒木行彦,
但し,私達ヒトの視覚は眼でモノを見ているのではなく,脳が認知し,確認し,理解するのです。つまり,眼では無く脳がモノを見ているのです。
私達の眼は,左右両方に顔の前についておりますが,これはモノまでの位置や距離などを測り,立体視するため三角法を使ってモノの位置,形,色,素材までも確認できるのです。
ヒトの目はモノを見る時にモノをそのまま見ているのではなく,バラバラな情報や逆さまな像を脳が修正しながら処理して見ているのです。
左目で見た情報と右目で見た情報は実は左右対称(asymmetry)アシンメトリーで認知しているのです。
図参照,ヒトの視覚は視神経の細胞の束を電気信号に変換し,視交叉という処でクロスしている。左眼球からの視覚情報は右側の大脳視覚野に送られ,認知している。
右眼球からの視覚情報は左側の大脳視覚野で認知しているのです。
ヒトの大脳視覚野は後頭野に位置している。
例えば,視神経の近くに脳腫瘍や視神経のどちらかを傷つけたれすると片目が見にくいとか,見えないと自覚するのです。
ヒトの目の視野は首を動かさずに両手を広げ,眼球だけで見える範囲は約170度になります。
但し,高齢者になると視野は130度前後と狭くなり,両側が極端に見えなくなります。
私達の視覚はモノを見るのにも時間差が生じているのです。例えばテレビの画面を見ていても,脳で認知するのに0.5秒ほどの時間差が生じ,認知しているのです。
私が危惧しているのは,現代人の五感が視覚優先のため,他の感覚が極端に鈍感になり,退化していることである。
例えば,賞味期限の問題や異臭などにも気付かないとか,危険回避能力が欠如している人達が実に多いのである。
これらの感覚こそ,視覚ですべてを理解している(認知)していると思っている勘違いの感覚が生み出した五感の偏り現状である。
現に,私がある小学校で講演会をした時に,個別に質問を受け,自分の小学4年生の娘が,台所に置き忘れた腐ったリンゴをそのまま食べてしまい,吐いてしまったという質問で「味覚異常」ではないかと心配になり,私に相談されたものです。
味覚障害では無いのですが,腐ったリンゴや腐った食材などを見たこともなければ,触ったこともない経験の希薄から起こった現象であり,まさしく視覚で見た物がすべてだと思ってしまう感覚に陥るとこれらの異常行動に繋がります。
また,最近の子供達にグローブとボールでキャッチボールさせるとすぐに異常が理解できる。
グローブでボールを受け止められず,顔に当たってしまうのである。
これらはゲーム機や携帯電話などの液晶画面を長時間,長期間眺めていると,これら3次元的感覚(立体視)が出来ず,2次元的感覚(平面感覚)の視覚に陥り,立体視出来ない子供達が最近急増しているのです。
また,高層階のマンションに生まれた頃から育っている。子供達の五感(視覚)は,高さに順応してしまい,高さの立体視が出来ず,怖さや恐怖感すら感じなくなるのです。
現に,反射神経にも悪影響が出ているのです。転んでも反射的に手が出ず,顔から転んで顔や頭を怪我する子供達も増加しているのです。
私達大人でも同様に視覚が全てであり,賞味期限の誤魔化しが有っても,信用してしまい,多少変な味がしても食べてしまうのである。(冷凍餃子)の農薬混入など,私は農家の生まれなので幾ら冷凍されても,ツーとする農薬の独特の臭いは敏感に感じるのです。
ヒトの臭覚は,防衛本能であり,危険回避能力のために備わっている人の重要な感覚の一つなのです。
ヒトの視覚は巨大化した脳が生み出した感覚であり,現代人は特に視覚に頼り過ぎている傾向が強い。
見た目が重要視され,格好よさ,形の良さ,奇麗な物などの偏った傾向があり,見た目が良ければ良いと考える人達が多いのである。
やはり,視覚以外の感覚,聴覚,臭覚,味覚,触覚などの鍛錬が重要なのである。視覚優位の感覚に陥ると先ほどの実例に挙げたように異常行動や感覚異変が生じるのである。
幼い子供の頃から,バランスのとれた感覚刺激によって,脳は活性化し,感覚の正常化,脳の正常化に繋がるのです。
我々,大人も同様に脳の活性化,記憶力の低下,脳の低下を感じたら,今すぐ視覚優位の感覚を見直し,他の感覚を研磨することである。視覚以外の感覚を鍛練することでヒトの脳は活性化するのです。
五感プロデュース研究員,感覚大学、荒木行彦,