さつま 島美人

2010-09-28 00:00:14 | あじ
西郷隆盛像を表敬訪問したせいかどうかわからないが、焼酎一升瓶をいただいた。



さつま 島美人。

実は、芋焼酎の匂いプンプンだが、かなり甘口だ。これだけ甘い焼酎は初めてである。もっとも黒糖焼酎も甘いが、ちょっと質が違う。島美人は、焼き芋の甘さだ。

で、薩摩で「島」というと、どこの島だろうと、ちょっと考えて、勝手に奄美大島ではないかと決めつけていたのだが、違った。長島という島である。あまり有名じゃない。場所も、鹿児島の南ではなく、西北方面。つまり東シナ海である。

通販サイトを調べると、一升(1.8L)で1800円程度だ。ごく普通の酒だが、鹿児島県ではかなりポピュラーみたいで、県民は甘い酒が好きだそうだ。鉄のやかんに水と焼酎とまぜてから火にかけるのだったかな。

だから、甘みが減るのだろうか。オンザロックで飲むべきじゃなかったかもしれない。

長島研醸という蔵元からの出荷だが、島内にある五つの蔵元が運び込む5種類の焼酎をブレンドして作っているそうだ。ちょっとよくわからない話だ。原料はさつま芋と米麹。さつま芋は桜島の火山灰地が土壌的に適質ということで、鹿児島県はどこでも作られている。たぶん、江戸幕府の決めた薩摩藩の石高の外数だったので、藩は藩民にはさつま芋を食わせて、浮かせた米を全国で換金して蓄財をはかったのだろう。ためたおカネを幕末に一気に使ったわけだ。

現在、五つの蔵元で一つのブランドを作ることは、人口過疎現象と関係があるのだろうか。

ところで、この長島の近くには沖ノ島という島がある。かつて芋の栽培をしていたが、現在は無人島になっているそうだ。

尖閣諸島だって、一時、日本人が居住していたのに、海産物や農産物を政府が買い上げる(所得補償)ような政策をとらないから、いつか無人島と化し、暴力団から因縁をつけられたわけだ。

沖ノ島も危ないかな・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿