ホンダに天罰か?

2005-03-22 21:46:10 | スポーツ
3月15日のエントリでF1第1戦をまとめたのだが、第2戦マレーシアGPは、その時の懸念や課題が誇張された形で終わった。ルノー2連勝。第1戦はフィジケラが1位だったが、第2戦ではアロンソが優勝。ルノー陣営に理想的展開になっている。

前回のコメントした内容は、
1.エンジン的にはルノーとトヨタが好調でフェラーリとホンダは不調。
2.ただし、トヨタは安全完走思想をやめないと、レースにならない。
3.フェラーリは3戦目から新エンジンと新シャーシが間に合うので2戦目も辛抱。
4.ホンダは絶不調のため、ルールの裏を狙って、わざとリタイアし、第2戦は新エンジンと交換してきた。(新ルールでは1エンジンで2試合は走行しなければならないのだが、途中棄権したため、レースに参加していないかのように認定され、新エンジンが認められた)

そして、結果だが、
1.BARホンダの日本人ドライバー佐藤琢磨は高熱で出場辞退。急遽、サブドライバー、デビットソン出場。
2.ルノーが逃げ切りに成功。当面問題なし。
3、トヨタが初の2位に躍進。勝つ気になったということか。
4.フェラーリはやはり下位に留まり、ミハエル・シューマッハは7位。辛抱!
5.なりふり構わず、新エンジンで出場したBARホンダは、バトンとデビットソンの二人ともわずか2週目にそろってエンジンから白煙を噴き、リタイア。どうなっているのだろう。天罰か?

トヨタは2位と5位に入りポイント12を獲得。何しろ去年は0点だったから。アメリカのカートでは圧倒的に強いのに・・

そして今シーズンの前半の最大のポイントは、次の第3戦バーレーンでのフェラーリの新車だ。しかし評判は、イマイチだ。
そして、ホンダには何が残っているのだろう?
トヨタに優勝のチャンスがまわって来るのだろうか?

今は休止中の富士スピードウェイだが、トヨタが出資し、改修中だ。完成は2005年4月10日。あと19日だ。将来のF1日本グランプリが鈴鹿か富士かというのは、まさにホンダ、トヨタの代理戦争になる。(残念ながら日産は横浜の日産スタジアムしかないし、それも命名権だけ。いや、親会社のルノーはクルマの方を提供。)おカネのかかる話ばかりだ。トヨタは名古屋に空港まで作ったし、以前は北海道にエンジン開発用の滑走路もっていたような気がするがまだあるのだろうか??

しかし、重大問題は、いくら今年のレース用につぎこんでも、来年はまた大幅にレギュレーション変更があり、エンジンもトランスミッションもすべてやり直しになることだ。それどころか、来年の準備は今から始めているはずだ。F1そのものが巨額の費用が必要なイベントになっていることへの反省のためのルール変更とはいうものの、現時点では大散財だ。それともホンダは余ったエンジンをレースごとに全部掃きつぶすつもりなのだろうか?

そろそろハイブリッド車のレースでも始めないとまずいのではないかな?


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