コインはどこに行く?

2021-10-26 00:00:41 | 市民A
来月11月になると、新五百円硬貨の流通が始まる。偽造防止効果を高めているということ。

ところで、一方では大手銀行では、窓口やATMでの硬貨の扱いを、毛嫌いし始めて、手数料を取るということを1月から始めるようだ。

現在では、自分の預金口座に現金を入金する場合、銀行によって異なるが平日なら硬貨99枚まではATMに投入できるし、手数料もかからない場合が多い。



たとえば、ゆうちょ銀行でみかけた「ゆうちょ料金新設・改定のお知らせ」には振込や送金時の各種手数料の値上げの他に「ATM硬貨預払料金」というのが登場した(窓口業務ではすでに始まっている)。

預入れ時
1~25枚は110円
26~50枚は220円
51~100枚は330円

払戻し時
1枚以上110円

なお、投入金額より手数料の方が高い場合は預金できないそうだ。

例えば1円玉貯金をしていた人が100枚をATMに預入しようとすると、マイナス230円になるので、預金できないことになる。つまりコイン預金している人は、今のうちにジャラジャラと預金すべきということ。

どうも、銀行の都合というのは、ATMの故障のうちコイン関係のものが非常に多いということ。もう一つは、儲かっていないということ。

実際には儲からない理由はATMのせいではなく本業が冴えないことにつきる。

しかし、各行がコイン受入れを実質的に止めると、どうなるのだろう。


電子マネーとかキャッシュレスと言っても、1円という貨幣単位があって、10%の消費税がある限り、やはり1円玉他のコインは必要なのだろう。仮にコインがなければ、1000円札が最終単位で、税込みでコインを使わない価格は10,000円(消費税1,000円)からとなる。おつりがないから、まとめて買ってもらうことになるのだろう。

例えばサンマ1匹250円とすると、40匹まとめて1万円というようになる。

となると、コインは自宅に溜まっていくような気がする。つまり死蔵貨幣。流通しないため徐々に自宅に溜まっていき、ついにはコイン不足となる。一方で、コインは必要通貨と思われるため、流通しなくなった分をどんどんコイン製造に励まないといけない。何かが矛盾しているように思えるが、よくわからない。

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