ご近所事件簿-コンビニ突入車

2006-08-04 00:00:55 | 市民A
43e35db8.jpg先月7月18日(火)正午頃に近隣のコンビニに乗用車が突入し、小学生が負傷した。まずは現場を見に行く。

現場は東急田園都市線のあざみ野駅から西に1.5キロほどの場所にあるファミリーマート青葉大場町店である。大場町といえば、数年前からクリスマスシーズンに町中がイルミネーションで彩られることで有名だ。もちろん補助金なし。すべて個人のボランティア。本事件とはまったく関係なし。

前面道路は片側1車線ではあるが、住宅地の中の40キロか30キロ制限の道なのでコンビニに入るのに苦労はいらない。かなり大きな敷地で、道路と店舗前面の間の距離は長く、私が見に行った時は、すべて前向き駐車していた。要するに、駐車する前に切り替えしてバックで停める。出て行くときは楽だ。

店舗を見ると、入口に向かって右側のガラスが破れて、板張りになっている。ここに突っ込んだことが一目瞭然だ。現場を見て感じたのは、前向き駐車をしていて、買い物が終わってから車を発進させる時に、バックで走り初めて、その後ブレーキとアクセルを踏み間違えたのかな、ということ。

ところが、帰宅してからネット上で調べはじめると、違った。
画像を見つけたのだが、頭から突入している。奇妙なことに1台ずつ白枠で書かれた駐車位置の真ん中に入っている。どうしたことなのだろう。

多くの記事が見つかる。読売、毎日、朝日、共同、・・・。ところが、奇妙なことに少しずつ書き方が違う。結果から見れば、朝日の記事がもっとも正確なようだ。

コンビニに乗用車突っ込む 8歳男児が重傷 横浜(朝日)2006年 7月18日 (火) 13:10

 18日午前10時半ごろ、横浜市青葉区大場町のコンビニエンスストア「ファミリーマート青葉大場町店」に乗用車が突っ込んだ。神奈川県警青葉署によると、店内にいた小学2年の○○○君(8)が重傷。同署は車を運転していた近くに住む会社員△△△△容疑者(50)を業務上過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。
 調べでは、乗用車は正面から雑誌売り場近くに突っ込んだ。店舗前の駐車場に車を止めようとして、ブレーキとアクセルの操作を誤った可能性があるという。店内には男児の母親もおり、近所の主婦(30)は「大きな爆発音がした後、女性の『助けて』という叫び声が聞こえた」と話した。
 現場は東急田園都市線のあざみ野駅の西約1.5キロの住宅街。

引用中の人名は私が匿名にしたのだが、被害者名は全社公開しているが、加害者名については一社は匿名(男性会社員50歳)となっている。また、もっともいけないのは、2社は、「○○○君は頭を強く打って重体」と書いている。しかし、実名を出しての報道なのに、翌日以降フォローもしない。実際は、意識不明で病院に運ばれたが、右腕の骨折ということで命には別状なかったらしいのだが、無責任だ。

43e35db8.jpgそのほか、調べてわかったのは、7月18日火曜日の昼間になぜ、小学生がコンビニにいたかというと、横浜の公立小学校は年間二期制になっていて、早めの夏休み中で母親と一緒だったわけだ。

むしろ地元在住の50歳の会社員が火曜の昼間に乗用車でコンビニに行った方が不自然なのだが、それについての事情はまったくわからない。年齢的には、まだボケていないとは思うのだが、一事が万事、こういうようにいいかげんな男なのだろうか。あるいはクルマの運転に向いていないとか・・

AT車のブレーキの右足、左足問題もあるような気もする。

1.アクセル・ブレーキともに常に右足しか使わない。
2.常にブレーキは左、アクセルは右とわけている。
3.車速などによってブレーキを左足、右足で踏みわける。

たぶん、ミスがないなら3の踏み分けが一番いいはずだ。1はアクセルからブレーキまでタイムラグがある。2は両方同時に踏んでトルコンを傷めやすい。ただ、3は慣れないと踏み違える可能性が高い。

私は、3である。発進時とか、クルマを切り返す時のように精密さが必要な時は、左足ブレーキ。逆に超高速の時はカーブのブレーキの時、横Gで体勢が崩れないように右に曲がるときは右足ブレーキで左足は床で踏ん張るし、左に曲がるときは左足ブレーキで右足で踏ん張る。が、最近はやらない。


ところで、この種の事故は時折起きている。今回の件でもガラス面から突入したのだが、クルマに対してガラスでは強度ゼロである。一応、室内と室外とに分かれると安全なように錯覚してしまうが、ガラスを空気と思えば、店舗のすぐそばまでクルマが走っているようなものである。

こういうコンビニのレイアウトの特徴は、コンビニがまだ街で珍しい時代であれば、理解できる。中の様子を外部に見せるわけだ。防犯上も有効かもしれない。ただ、入口以外の部分を天井から床まですべてガラスにする必要まであるのだろうかということだ。今回の場合でも、高さ1メートル以下の部分に固いボードが入っていれば、少年がケガまですることはなかっただろう。あるいは、既存店の改造には経費がかかるというなら、店舗外部の駐車スペースとガラスの間(あるいはガラス面の直前)に、鉄パイプ組のストッパー枠(横バーとかガードレール)でも設置すべきである。そういうものなら、後付工事も簡単だし、安価である。外から見える店内の様子にも影響は出ない。

何しろ、これから高齢者ドライバーが町にあふれるはずなのである。  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿