貸し犬商法に応用は効くか?

2012-07-19 00:00:22 | MBAの意見
「貸し犬商法」というのがある。決してMBAコースでは教えてくれないが、各種販売促進策の一手法である。

正統派「貸し犬商法」というのは、ペットショップで、子犬を前にして、飼うか飼わないかをあれこれ思案している優柔不断な人に対してのアプローチ法なのだが、・・

店員が、「とりあえず、お代は結構ですから、とりあえず1週間、子犬を預かってみたらどうです。幼犬用のフードも1週間分おつけしますから。気に入らなかったら返していただけば結構ですし、気に入ったら払っていただければ結構です。」というようなこと。

まあ、ほとんど成功するだろう。「お試し商法」の一形態だろうか。

ところが、これが成功するのは、商品が犬だからだ。


これを応用してみようかと思っている案件がある。

なんとなく能力の今一歩の社員を、系列の別の会社に移籍させようと目論んでいるのだが、その会社でも人の採用となると慎重になる。犬だって、子犬の価格よりもその後のエサ代の方がずっとかさむ。人間におきかえれば、毎月のサラリーが必要だ。犬のフード代より割高だ。

それで、気乗りしていない系列会社に、「3ヶ月ほどは、こちらで給料払うので、とりあえず無料で預かってくれませんか」というようなことになるのだろう。

たぶん、成功しないと思う。

いくら雇っても、何らかの感情が生まれるとは思えないからだ。


捨て犬?


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