Buy Tohoku

2011-03-28 00:00:45 | あじ
世間は、根拠なき自粛ムードが漂っているが、実際に自粛しなければならないのは、電力とか紙類とか、需要と供給が大きく食い違っているものぐらいだろうか(他にも色々とあるのだろうけど)。

ミクロ経済が正常に機能し、需給バランスが均衡点に向かうのは、需給ギャップが自動的に調整できる場合で、例えば、稼働率の低い低採算の工場が限界供給価格になっている場合など。どうころんでも需給バランスがとれない場合や、価格弾性値が1からはるかに離れた財の場合は、ミクロ経済学は役に立たない。

さらに、財とマネーは、同時に等価交換されるべきものだが、カードで支払う(つまり未来からの借金)とか、預金から払う(つまり過去の蓄えを使う)人もいて、緊急時には役に立たない。

だから、電力料金をいかに高くしても、熱射病で死んだり入院するよりもましということで、エアコンのスイッチは切られないだろう。あえて言えば、放射能が充満して、エアコン使用は危険という状態になれば、さすがに電力需要は落ちるだろう(地獄図)。

で、話は横に飛んでしまったのだが、消費自粛といえば、1988年の後半だった。秋になり国の象徴が病に伏せることになる。そして、翌年初に象徴が交代することになる。


経済は、消費者が物を買うことによって、生産者が物を作り、流通業者が運んで、それぞれ利益をあげることにより、生産者もその現金をもって消費者になり、拡大方向に進んでいく。時節柄、例は悪いが、核分裂みたいなことが起きる。


ということで、東北応援ということで、「バイ東北」をちょっとやってみた。



まとめて、牛肉を買うことがあったので、岩手県奥州市名産の「前沢牛」。ブロックで、約2キログラム。

ただ、奥州市は、被害が軽微ということで、幸いにも、なくなった方もいなくなった方もないそうで、直接の役には立たないかもしれないが、前沢牛は全量が農協スルーで出荷されるということで、何らかの貢献にはなったのではないかと、ちょっと思う。

ところで、この派手な袋の裏側には、岩手県の地図が描かれているのだが、袋をぶらさげて電車に乗っていたら、初老のオジサマが、席を譲ってくれたわけだ。

何か、誤解しているね


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