移設先は、うるま市平安座島ではどうだろうか

2010-02-01 00:00:10 | 市民A
okinawa1普天間移設問題。米軍は沖縄に二つの大型飛行場を持っている。嘉手納と普天間。もちろん嘉手納は羽田空港の何倍もの大きさで極東最大の米軍基地である。沖縄本島の中部に位置する。そして、渦中の普天間は南部で、那覇市市街地より北へ約10キロである。市制城上は宜野湾市である。

普天間基地の移転先に決まっていたのは、北部のキャンプ・シュワブ沿岸部。市制上は名護市である。そして、鳩山内閣になり、予想通りの大混乱となる。

そしてむかえた名護市長選挙の結果、反対派の市長が当選したわけだ。

しかし、反対派の勝利と言っても、反対派17970票、容認派16362票ということで、かなりの僅差である。%でいえば、52対48である。沖縄の問題というのはこれに限らず、いくつもの複雑な意見があり、もともと多数決で決めるようなものではないことが多い。

しかも、市制上、辺野古は名護市ということになるが、名護市の市街地からは、かなり離れている。

okinawa2ところで、移設に反対する人たちの中には、「沖縄県内でも可」という人と、「沖縄以外なら可」という人、「米軍は日本に不要」という意見の人にわかれるようだ。沖縄の戦略な位置取りを考えれば、特に海兵隊について県外に移設することは、考えにくい。極東で緊迫が続いている二つのポイント(朝鮮半島38度線と台湾海峡金門島)へ24時間以内での到達がポイントだろう。

そして、イデオロギは別として、実際に嫌われ者になっているのが海兵隊である。なぜか。乱暴だからである。ではなぜ、そんなに粗暴なのか。

米軍、特に沖縄の海兵隊というのは、スイッチ・オン状態だからである。戦争中なのである。米軍の世界戦略の中で、いつでもどこにでもいって、上陸作戦を決行する可能性があるわけだ。とても平和な気分になってはいられないのだ。


そこで、沖縄本島を、あちこち探していると、あるポイントを見つけた。

うるま市、平安座島である。沖縄中部太平洋側の島である。本島とは「海中道路」といわれる海中大橋でつながっている。

ここには二つの石油系の企業が原油タンクを並べている。一つはI社系の沖縄石油。もう一つはC社系の沖縄ターミナル。沖縄石油は製油所であったが、数年前に閉鎖。石油製品の配送用の基地になっている。沖縄ターミナルの方は、もともと今はなくなった石油メジャーであるガルフオイルの製油所だった。現在は、C社の原油備蓄基地になっている。

width="320" height="260" border="0" alt="okinawa3" hspace="5" class="pict" align="right">もちろん石油基地や原油の備蓄基地は重要ではあるが、昨今の需要減少や環境問題を考えれば、何もここになければならないというものでもないだろう。先日の事業仕分けでも「備蓄基地」問題が俎に乗っていたぐらいだ。要はおカネの話だろう。

しかも、土地の所有者はこの2社だけなのだから、話は早いだろう。地図上に最低1800メートル必要といわれる滑走路を2本引いてみた。

東側に小学校があるので、滑走路の方向には制限があるかもしれない。


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