屋山太郎氏講演会

2009-06-25 00:00:24 | 市民A
yayama都内で開かれた、人気政治評論家の屋山太郎氏の講演会に行く。

テーマは「激動の政界をどう読むか」となっているが、講演の内容は、もっと狭く、「官僚政治からの脱却」についてである。

先日の渡辺喜美氏の講演ともほぼ重なる内容である。実は、間近に迫った総選挙で、誰に投票するか迷っているので占い代わりに参考意見を聴いてみようかということ。

なにしろ、わが選挙区に予定されている民主党候補は某大学の教授で、少々年配で疲れ気味である。一度、駅前で見たが、夏の選挙戦を乗り越えられそうもない。一方、自民党はわずか数カ月の大臣に到達したのを花道に現職が引退。現職と同じ名字だが赤の他人の若手が候補者だが、開成高校出身のエリートである。

早い話が、どちらもイマイチである。せめて、官僚政治打破に近い方を選ぼうと思っているのだが、特に、上級公務員の味方である自民党対下級公務員の味方である民主党というように思えてならないわけだ。

上級公務員も下級公務員もどちらも同じ舟に乗っているのだから大差ないわけだ。

で、屋山氏の講演だから、配られたレジュメを貼ってみる。

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いくつかのポイントを見ると

まず、官僚政治打破を支持する人は72%で官僚政治の方を支持する人は11%ということだが、公務員(役人)の比率はそれくらいだそうである。

(屋山氏は指摘しなかったが、個人的意見としては、最高学府の秀才の方々が役人になるというのは、それ自身が大きな損失なのである。かつて一流官庁のエリートという人たちとも付き合っていたことがあるが、入省して10年もすれば、まったく優秀でなくなっている。地方公務員などもそうだが、ほんの一部の幹部以外は高齢者のみを採用すればいいはずだ)

また、普通の企業に勤めている会社員の大部分は、自分の会社がいかに「監督官庁」なる構造から理不尽な超法規的いじめを受け、なんらかの対価を払っているのを知っているわけだ。

ただし、屋山氏も言っていたが、鳩弟に追随して西山叩きをするのはいただけないと思うわけだ。「そんな細かな話」というわけだ。一見、オリックスが儲けたようだが、しょせん商売は持ちつ持たれつ(英語ではWIN=WIN関係という)。他の分野でオリックスから利益を得られればそれでいいはずだ。だいたい営業用資産の評価と建設費の評価をごっちゃにしているように感じているのは、私だけだろうか?

また、屋山氏の論で気に入らないのは、「国家戦略スタッフ(30人)」というところ。シンクタンクをまとめるのではなく、いくつかのシンクタンク(政策集団)が競い合う形で公聴会を開くような方法がいいのではないだろうか。

まあ、どうなるのだろう。予想投票日は8月30日だそうだ。いつも、夏の選挙戦では、当選後、コロリという人が出るのだが、まあ、それで次点の人がニッコリというのでは、投票した支持者に申し訳ないということだろう。


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