二ヶ所からの年賀状

2008-02-09 08:10:54 | しょうぎ
年賀状のお年玉番号の確認をはじめたところ、年賀状そのものをあまり読んでなかったことに気付く(いただいた方、ゴメン!)。三が日忙しくて・・



そして、薄い束の中に、「日本将棋連盟」から2通と「日本女子プロ将棋協会」からの1通があることがわかった。日本将棋連盟から2枚重複して頂戴するのはいつものこと、来年は1通または0通になるはずだろう。

日本女子プロ将棋協会からは「日めくりカレンダー」投稿へのお礼ということらしく、担当の棋士の方から文字通り一筆いただいている。棋士全員の集合写真付きであるが、こういう集合撮影って現実は大変だろうと、ちょっと思う。こういうことが煩わしいので旧団体に残った女流もいるのだろう。組織というのもなかなか運営が難しいものだ。

ところで、この両団体がまたもトラぶったようである。事態の詳細はわからないが、「アルゼ杯女流名人位戦」の件。

現在、タイトル戦が進行中で、第一局終了。問題は2月11日に予定されている第二局。場所は倉敷である。地元出身の大山康晴記念館の隣にある芸文館で対戦が予定されている。対局者は矢内名人と挑戦者斎田四段。どちらも将棋連盟の方に所属している。

この棋戦、女流では最高位だが、主催は報知新聞。協賛はアルゼ。そして第二局は倉敷市が開催である。要するに、やや複雑そうである。

裏の事情はわからないが、当初、タイトル戦に合わせて行われる記念イベントに新団体から三名の派遣が要請されていて、そのようになっていたものの、後日、キャンセルされた件で、将棋連盟の圧力があったとか、なかったとかいう話である。

実際のところはよくわからないが、ハンドボールの五輪予選のようだ。まあ、ハンドボールの場合はアジア連盟、国際連盟、そして当事者の日韓両国と役回りは3グループだが、将棋の方は、両団体に報知新聞に、倉敷市と4者が登場するので、さらにやっかいなのだろう。

それにしても、将棋を指す方は一緒に試合をしているのに、イベント参加は別々とはよくわからない話だ。何か勧誘行為とかあるのだろうか。



さて、1月26日出題作の解答。

▲7六角 △3八玉 ▲4八角 △2九玉 ▲6五角 △3八歩(途中図1) ▲1九飛 △2八玉 ▲1八飛引 △2七玉 ▲1七飛 △2八玉(途中図2) ▲3九角 △同歩成 ▲1八飛上まで15手詰。

序盤は二枚の角の移動で玉を危険地帯に近づける。

そして6手目の合駒だが、飛・角は品切れ。桂は反則。歩以外(たとえば香合)だと、▲同角 △同香成 ▲1九飛 △2八飛 ▲2九香 △同成香 ▲1八飛上で13手で詰む。



また、△3八歩合を▲同角には△同香不成という玉方好手があり、打歩詰に誘導される。

後半は2七香を除去してから▲3九角の必殺技を放つ。途中の打歩詰筋を見逃して13手詰と思い込まれると作者の立つ瀬がないので、あらかじめ、15手詰と明示した方がよさそうである。



今週の問題。

あまり長手数ではないが、変な場所なので、解きにくいかもしれない。先日、中級者の集まる飲み屋で出題したら、誰も解けなかった(アルコールのせいかな)。途中参加した元小(&中)学生名人は、もちろん、数分内に、うんうんと言ったので、れっきとした解答はある。

いつものように、コメント欄に最終手と手数いただけば、正誤判断。


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