代り目(演:柳家さん喬 落語)

2024-04-22 00:00:40 | 落語
この演目だが、噺家によって大きく内容が変わる。一方、二ツ目でも真打でも演じるわけだ。

内容が、酔っ払いの話で、酔っ払うと無茶苦茶なことを言い出すという筋なので、いくらでも派生形ができる。とはいえ、終盤は、おでん屋やうどん屋が登場するとか、酒の肴を女房が買いに行ったと勘違いし、女房を愛しているというような独白を入れたり、上げたり下げたり忙しい。

最後まで行くと「代り目」の意味がわかるのだが、単に「銚子の代り目=もう一本飲み始める」というようなことなのだが。うまく決まっているのかよくわからない。

現代は酔っ払いに否定的な世論が圧倒的に多いわけで、古典落語の演目も生き残れないようなものが増えているように思う。

酒は×、たばこも×、廓も×、借金取も×、不倫も×、さらに家でゴロゴロしているのも×ということだ。享保の改革のようだ。

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