詰将棋解答選手権2024の二つの謎

2024-04-06 00:00:10 | しょうぎ
3月31日に2019年以来5年ぶりに詰将棋解答選手権チャンピオン戦が東西で行われた。
前半の90分に5題、後半の90分に5題の10題を解く。

注目は2015年の小学生の時以来5連勝していた藤井聡太八冠の6連覇だった。

しかし、今回の113人の出場者の中に八冠の名前はなかった。(謎1)

優勝者は古賀六段(プロ棋士)で100点中73点。二位は斎藤八段(プロ棋士)で63.5点、三位の方は62点と今までになく点数が低い。今までは3位でも約90点位だった。問題が難化したのだろう。2番、5番、9番、10番はほぼ全滅だ。

なぜ、急激に難しくなったのか。(謎2)

謎1。ネット上では、もうすぐ叡王戦と名人戦なので、対戦相手に失礼にならないように配慮したのではないか、という説が多い。つまり、解答選手権に出場した上、準備もしないでタイトル戦で相手に勝つと失礼と思われるからということ。八冠は、「詰将棋は趣味」と公表しているので、タイトル戦の直前にゴルフに行くような感じなのだろうか。

しかし、私の推測では「仕事が忙しい」からではないだろうか。特に「免状書名」は滞っているようで、連盟からは6~7ヶ月待ちと連絡が来ている。さらに和紙が不足して高騰しているらしい。

謎2。問題難化の理由だが、中止になっていた4年分の難問が同時に出てきたという説があるが、これは違うと思う。問題流出の恐れがあるので使われなかった問題は中止が決まった後に公表されていたと記憶している。

私の推測では、「八冠の限界に挑戦」というレベルの問題を集めたのではないだろうか。

とりあえず、全10題を集めたので、ほぼ全滅の2,5,9,10以外から着手してみようかと思っている。と同時に、使っている詰将棋用のアプリ(ソフト)3種類の能力検査もしてみたい。時間はだいぶかかりますけど。


さて、3月23日出題作の解答。








今週の問題。解答選手権にビギナークラスがあれば、そのレベルかな。



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