山手線はつながっていない(今も昔も)

2023-05-14 00:00:42 | 美術館・博物館・工芸品
来年は、山手線が環状になって100年ということ。ところが、今も、そして昔も山手線はつながっていなかった。

何を言っているのか?と言われそうだが、

まず、現在の話。実は、山手線の区間は品川から渋谷、新宿、池袋と外回りを回り、田端までである。田端から東京までが東北線。東京から品川までが東海道線となっている。

次に過去の話。山手線が環状になるには、複雑な順番があった。

1. 東海道線は烏森(新橋)駅から品川、横浜方面に伸びていた。
2. 上野から北向き(熊谷)に東北線が開通した。
3. 赤羽から新宿、渋谷、品川方面に新線(山手線)が開通。
4. 田端と池袋を結ぶ新線が開通。
5. 上野と秋葉原間が開通
6. 東京駅と烏森(新橋)駅がつながる。
7. 秋葉原と東京がつながり、環状となる。



当初は、常磐炭田からの石炭を都内から川崎方面に送る目的だったそうだ。

上野と新橋の間に鉄道がなかったので北日本と西日本を接続するために東京の山手側に線路を敷いたようだ。

詳しくは新橋(汐留)の旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で特別展『山手線展』で。