「再生計画」に失敗して萎れた胡蝶蘭の復活へ

2023-05-05 00:00:04 | 市民A
新聞販売店の「再生胡蝶蘭計画」で頂いた二鉢(四株)の胡蝶蘭は一鉢(二株)はうまく開花したが、一株は花芽が出てこなかったし、もう一株はつぼみが付き始めた頃に株全体が力を失い、萎れていった。

もらいものなので原因は良くつかめなかった。再生するためには花芽を残しておくと、近くから花芽が出るといわれているが、最初から花芽はなかった。

もう一株は途中までは順調だったが、急に行き詰った。気が付いていたのは水苔を根で包むようにしてカップの中に埋め込むべきだが、水苔があるのかどうか確認できない。作業手順のミスかもしれないと思っていた。



ということで鉢から株を抜き出して、根を確認すると、一株は大部分が枯れたり根腐りしていて役に立ちそうな根は数少ない。やはり水苔はほんの少々使われているだけだった。もう一株は1/3ほどは健全なので復活の可能性は少しはあるだろうか。



ということで、新しい水苔をたくさん詰めて鉢に戻す。しかし、作業に当たって水苔に多くの水を吸わせているので、この水分が飛ぶまでは、逆に根腐れの危険があるのだが、致し方ない。最後の砦のような仕事だ。たぶん、登校拒否生徒を無理やり卒業させるための補習講義の先生の仕事に似ているかな。



なお、作業終了時に残った残滓物だが、まとめるとなぜか芸術的だ。コンテンポラリーアートにはよくある絵だ。