咲き続ける再生胡蝶蘭

2023-05-04 00:00:15 | 市民A
新聞配達店の企画の「再生胡蝶蘭計画」で、本来は一鉢(二株)を頂くことになっていたが、何かの都合か間違いで、前後して二鉢(四株)を頂戴した。その後、一年近く日光と僅かな水分の供給だけで、後でもらった方の二株が順調に蕾を付け、大きくなって、開花を始めた。花は10個咲くようだがどの胡蝶蘭も10なのだろうか。10という数字は、あまり縁起が良くないとされる。日本では、10=最後の数字といわれる。ベトナム戦争の頃、米兵は麻薬をやりながら「ナンバーテン」と口走っていたそうだ。ナンバー1の逆という意味。(開高健の著作より)



惜しむらくは、二株とも白だったこと。もともと、再生胡蝶蘭というのは新聞配達店のお得意先で何らかの祝い事があって胡蝶蘭をもらったものの、花の置き場がないとか、祝い事も一ヶ月程度でいいやとかの事情で手放すものを新聞店が回収し、茎をカットし、古い根を整理し、高額新聞料金のお詫びとして購読者の希望を募って抽選で配るという仕組みだ。

一般的には、白い花より赤や黄色の花の方が好まれるような気がするが、祝い事に赤は赤字を連想するのでダメなのかな。といって、黒字がいいからと言って黒い花を送ったら、出入り禁止になるか討ち入りだろう。

それと、「再生」ということばが気になる。「再び生きる」となると、一回死んだことになるが蘭の生命力は強いが、死んだら枯れる。「再生」ではなく「復活」だろうか。

実は、途中で元気のなくなった一鉢(二株)の方だが、衰退しているもののまだ枯れてはいない。一年後を目指して復活作業に取り組むことにする。