綾込陶器

2022-03-20 00:00:16 | 美術館・博物館・工芸品
横浜市民ギャラリーあざみ野で、本日まで展示されているショーケース・ギャラリーで後藤有美展が開かれている。



二種類以上の色土を集めて成型する陶芸技法を「綾込」というそうだ。これは陶器と絵画、言い換えると工芸と美術の間にある。造ってみたものの陶芸でもないし絵画でもない(それこそ色物とでも呼ばれるのだろうか)と仲間外れにされたのだろうか。それならと、今年が4年目ということだそうだ。



確かに、完成品は異質だ。見慣れていないせいかもしれない。古今東西を考えても、こういう焼物を見たことがなかった。

もっと大きくして壺湯の浴槽とかいいような気がする。湯吞茶碗のような壺湯は自分が食用にされるような感じで好きじゃないが、綾込なら落ち着けるような気がする。ガラス製品ならベネチアングラスのように華やかなものがあるのだから、それの陶器版と思えばいいのかもしれない。