POLA MUSEUM ANNEX

2018-04-01 00:00:52 | 美術館・博物館・工芸品
銀座方面に仕事で行ったついでに銀座1丁目の「ポーラ ミュージアム アネックス」へ行く。アネックスとは「別館」というような意味で、おそらく箱根にある大美術館「ポーラ美術館」の別館なのだろう。

といっても本館のお宝絵画が輪番で銀座に現れるということではなく、現代美術を支えるという視点で若手芸術家の養成の為に場所を提供しているという感じだ。

pola1


当日は、『無明と可視』というテーマで4人の作品が紹介されていた。

松橋萌、牧田愛、堀川すなお、岡田杏里。全員1980年代後半の生まれ。岡田さんは平成生まれ。残る三人は昭和生まれ。作品の前に、名前が美しい。萌、愛、すなお、杏里。なんとなく有名人と同じという疑いもあるが。その後、平成時代が深まるとキラキラが登場する。「もえ」とか「あい」というのは、名前が表意記号から表音記号に変わる中間点にあるのだろう。

pola2


4人とも芸術系の大学を卒業し、その後も大学院や国外留学をしているのだが、現代芸術というのは案外そういうものかもしれない。

最近、ネアンデルタール人の洞窟からも壁画が見つかったそうだが、欧州に多い洞窟画にしろ、日本の縄文土器にしろ、古代の美術と現代美術は、かなり似ていることが多いとすら言えるだろう。