腕時計の製造年を調べる

2018-03-26 00:00:03 | 市民A
セイコー・ミュージアムに行く機会があったのだが、困ったことに普段使っていた腕時計のメーカーが違う。S国製の自動巻き機能付きの手巻き時計だ。臨時収入があった時に買ったもの。

ところが、物語のような展開で、S国製が故障した。修理費交渉の結果、金1.5枚ということになり、佐川急便が引き取りに来て、数日後に全治二か月が宣告される。部品が日本にないということらしいが、シベリア鉄道を使ったとしても半月あれば十分のような気がする。

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ということで思い出したのは、他の腕時計が故障するたびに登場するスーパーサブのようなSEIKO製の時計。なんとなく30年くらい前に買ったような気がする。新宿西口のヨドバシカメラ。いささか記憶があいまいだ。その後故障したのは一回だけで、メガネ店の店頭超音波クリーナーの水につけたところ浸水した時だけ。親切な西新橋の時計店が二日がかりで時計ごと乾燥させて生還させてくれた。「部品はないので、こわれたらお終いです」と念を押された。

実は、その後、この時計店の入っている建物がある夜に出火し、時計店に延焼した結果、商売道具と在庫品が火と水をかぶるという大災害に見舞われたが、近隣のビルに、根性で再開した。

話を戻すと、時計に書かれている文字から色々と情報を搾り取ろうと思ったわけだ。

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まず、文字盤だが、ほとんど見えないサイズの文字でデジカメ画像を拡大すると、『JAPAN6030 7070T』と書かれている。たぶん機種名だろう。

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次に裏側。こちらは肉眼でも見える。暗号のような数字『180394』が刻まれている。どうもこれを解読しなければならないのだが、ネット上で探すと、判明した。

最初の2文字『18』は1981年8月のことだそうだ。そして0394が製品番号だそうだ。つまり37年前だ。そして0394は8月の394台目なのだろうか。

ついでに、同機種がオークションでいくらで売られているか調べてみると、驚きの価格になっていた。

金1枚である。

ただし、アルミ製。