文書の改竄をイメージすると

2018-03-20 00:00:48 | 市民A
公文書の改竄が話題になっている。

実際に改竄作業を行った人物が自殺してしまったようなので詳細がわからない可能性があるが、おそらく改竄作業は慎重に行わなわなければならないため、改竄する一字一句まで決めてから行わなければならないだろう。さらに完成品のチェックも必須だろう。つまり実行者A氏に対して、X氏という人がいて、X氏自体が実質的に筆を動かしたのではないだろうか。

無論、X氏がいるのが財務省内なのか、上部の別の人物なのかはまだわからない。

おそらく、電話で、「BさんのこととC夫人のことと交渉記録の部分を消しておいて」ということではなく、すべて直したものをX氏がA氏に送ったのだろう。

作業の内容を考えると、まず電子的に財務省の内部では公開されているはずの元の文書を見てコピーをつくるとこまでは簡単かもしれない。そして、それをX氏が赤ペンで細部まで修正し、A氏に郵送かFAXなどで送り、A氏が資料の作成を行う。資料の書き換えとか改竄とかいうが、実際には前の資料と新しい資料の交換ということだろう。

公文書は見ることは多くの人にとって可能だが、資料を入れ替えるということはかなり難しい。ブログを見ることは簡単でも、他人のブログを書き換えることが困難なのと同様に、アクセス権だけでなくオリジナルのデータを操作するためには別のパスワードなどの認証方法を知っている人しかできない。

しかも、新しい文書には古い文書とは別の書類番号が自動的に振られてしまうと思われるわけだ。あるいは最終アクセス日が記録されるはず。

デジタル犯罪で証拠隠滅することは、かなり大変な仕事だ。