着衣泳体験コースに同行

2015-09-10 00:00:40 | 市民A
夏が終わり、公営プールが水抜きするまでの短い期間に設営したのが、着衣泳体験コース。

数社合同行事に同行。困ったことに閉会のあいさつをするので、最初から最後までいないといけない。

chakui


正確に言うと、海に落ちた時にどういう姿勢で浮いておくかとか、どういう救助が必要かとか、着衣や靴は脱ぐべきかどうかとか、各種ライフジャケットの性能差とか、そういうことだが、うっかりここに書くと、後々になって責任問題となるのが嫌なので書かないが、元々人間の体の密度は0.98なので、真水(海水はもっと浮力がある)だと、わずかに浮いていられるはずなのだが、実際には、体の重心が体のセンターより下にあるため、単に水面に浮かぼうとすると、自然と下半身が下がってしまい、そのまま立ち上がるような方向になって足から沈みがちになるそうだ。

そのため、重心を少しでも体の中心付近まで上げるために、足を開いて、両手は開くと言うよりも上に延ばすようにするのがコツである。

それと、数十人に一人は、筋肉質なのか、どうしても浮かない場合がある。ライフジャケットを付けないで海辺に近づくのは危険だ。

また、この種の練習は、最初のプランは机上でスケジュール化するわけで、さらに現場では陸上にいる人間が進行係になるため、実技中の人の疲労を認識できず、次々に進んでいくので、それは危険だ。元より、気温(水温)が下がるから公営プールが一般営業をやめるわけで、気温や水温が低い場合は、中止する勇気が必要だ。

ところで、今回は見ているだけだったのだが、水に入らなかった理由は年齢だけの問題ではないのだ。

うお座生まれなので、いざという時には一生に一回だけ、おサカナに変身することができるわけだ。ただし、人間には戻れないそうなので、そのまま、日本海溝の海底に潜んで、日米連合艦隊の島嶼奪還作戦を見守ることにするつもりだ。