苫小牧に豪雨

2015-09-03 00:00:42 | 市民A
どうもあちこちをうろうろしている私が行ったところどころで、天災や人災、犯罪などのネガティブなことが起こると思っている。ドキュメント作家の逆だ。「これからしばらくして大災害が起こるのですが、皆さまどのように対策を考えているのでしょうか」なんて取材をするべきだろうか。

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10日ほど前に二日間苫小牧にいて、新千歳空港からの帰りの予約便と数時間あいていたので、苫小牧と千歳の間にあるイオンモール苫小牧で買い物とかしていたのだが・・

先ほどのNHKのニュースでそのイオンモールの駐車場が60センチの冠水状態だと画像が出ていた。2階建ての建物の一階部分も浸水したようだ。というか、イオンモールの全面積の1/2が水浸しになったということだろう。巨大被害だろう。イオンも天津に続いてこれでは頭が痛いだろうか。

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実は苫小牧はかなり平坦な土地である。平坦だからこそ、明治政府が北海道の南側の海の玄関にした。書いていて、徐々に思いだしてきたのだが、地元の人に、水害の話をしたところ、折から箱根や桜島の大噴火近しという時期だったし、

「一番恐れているのは、樽前山の大噴火です」とのことだった。苫小牧市は超巨大火山を枕に安眠中と言えないでもない。江戸時代末期にはマグマが噴出して、川を堰き止めて洪水を起こしたり、隣の千歳市に厚さ1メートルの火山灰を積もらせている。


ところで、まもなく北海道新幹線の開通なのだが、函館以北への延伸計画は決定されていて、人口の多い登別、室蘭、苫小牧、千歳という南岸ルートではなく、長万部からいきなり北上し、倶知安、小樽経由で札幌に向かうわけだ。なんとなく、わざわざ人口希薄地区を走ることは何かを考えているのだろうか。かなり心配。あるいは、JRは樽前山噴火の情報でも持っているのだろうか。