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【人とクルマのテクロノジー展2008】(パシフィコ横浜5月21~23日)にFEV Motorentechnik社(ドイツ)の日本法人であるエフ・イー・ヴイ・ジャパン(FEVジャパン,本社東京)は,エンジンの圧縮比を2段階で変えられるようにするシステムを出展したそうです。
コンロッドの長さを変えることで圧縮比を可変とするもので,構造はピストンピンを挿入するための穴を偏心させて開けた,正逆回転可能なコマを用いている。そのコマの回転によってコンロッドからピストンピンまでの長さを伸縮させる。コマの外周部には,その回転軸を挟むようにしてリンクが左右に1本ずつ接続してあり,それらのリンクを油圧で駆動することによってコマを回転させる。右のリンクを押し上げるとコマは左回りに,左のリンクを押し上げるとコマは右回りに回転する。
リンクを駆動する油は,クランクシャフトとコンロッドの間の軸受(メタル)に供給される潤滑油を用いる。コンロッドにはクランクシャフトのメタルを受ける面に穴が開けてあり,コンロッドの内部にはその穴を入り口とした流路が形成されている。潤滑油は,メタルで発生する動圧を利用することで,こうした流路へと導く。
青字と画像の引用はttp://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080523/152260/より。引用が不適切でしたら削除いたします。文章は一部編集。
このニュースを見て思い出したのは、ニッサンのシステム。
やはり大きな荷重が掛かるコンロッドだけに複雑ですね。
ニッサンは副産物として、ピストンの上死点付近の動きを改善することにより、フリクションと振動を低減すると言っています。
双方ともターボエンジンにおいて効率を上げようという目論見のようですが、実はたいていのガソリンエンジンは圧縮比が常に変わります。というより変わってしまいます。
ガソリンエンジンでは出力をコントロールするために、スロットルバルブで吸入空気量を制限しているのはお分かりかと思いますが、機械的に圧縮比が一定ならば吸入空気量が変わると結果的に圧縮比(圧力)も変化するということです。
ソウ考えると、NAのガソリンエンジンで可変圧縮(機構的に)にして、低回転時(吸入空気量が少ない時)に高圧縮にすると面白いことになるかもしれません。
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クランク回りをいじくると、凄いデカいケースになるますねぇ。
最近の感動ものでは、BMWだったかの、電磁プラジャー式(ECU制御)のヘッドバルブです。ピストンさんのことろで見たような? URLを失念してしまいました。
まあ、色々やろうとすると複雑になって、大きく重くなったり、コストが合わなくなったりでしょうね。
>電磁プラジャー式(ECU制御)のヘッドバルブです
eバルブですね。
http://next.blog.ocn.ne.jp/piston/2007/10/post_0990.html
普通のカムシャフトで個々のシャフトを可変動作角にしたマンガを書いていた事もあり、こりゃ特許で一生喰えるぞ!と勉強したら、とっくにイタリアがどこぞで出てて、、。埋もれて仕舞ってるシステムって多いんだナァと感じました。
レスが遅くなりました。
ある方の説によると、内燃機関は第2次大戦で完成したそうです。
まあ、ある意味ではソウだと思いますね。
(汎用ですが)
http://www.omkihan.com/maintenance/tech/4mix/4mix.html
排気にエンジンオイルが混じってしまうのと、純2サイクルに比べれば重そうですが、もしかして、より高回転高出力が可能かも。
何より普通に動いてる機構の組み合わせなのが現実感あります。
よく見ると排気行程は独立していますね。
吸気にブローバイが混じってしまいそうですが、いまどきは普通クランクケースからエアクリーナに戻すので特に不利ではないですね。
出力の点では、大気圧から吸入するよりは、ポート付近にクランクケースから押し込まれる方が充填効率が高そうなのと、圧縮・放出行程でクランクケースの負圧が少なそうなのが有利。
吸気経路が長く、混合気にオイルが混じり、混合気が温まりそうなのが不利というところでしょうか。
排ガス規制で2サイクルが使えなくなり少しでもトルクの欲しい原付でどうか?
でもオイルの補給、しかも、カーボンの堆積の問題で混合なら50:1でよい高級オイルを要求するし...
最近ますます実用の乗り物という性格を強めてきた原付には難しいかもしれません。
面白いのを教えていただき、ありがとうございます。
最初は機構を簡単にするのに、オイルポンプを廃するための潤滑かなと思っていたら、下に解説がありましたね(笑。
確かにチェーンソーなどのエンジンは逆さまにもなりますから、普通のオイルパンにオイルがあっては都合が悪いです。
ナンカ、そのための苦肉の策のような気がします。