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洪水危機?

2005年09月08日 | consideration
ハーレーライダーにとって雨は天敵のようなものです。しかし、重要な水源でもあるわけです。
雨が降らなければ、四国の早明浦ダムのように底が見えてしまうし、今回の台風のように降りすぎれば洪水になってしまう。
今日の読売新聞の「編集手帳」によると、岡本綺堂の随筆に、明治の終わり頃の「雨の降り方の異変」が書かれていたそうです。そのころから炭酸ガスの急増による地球の温暖化が始まっていたのでしょう。
やはり「編集手帳」に書かれているように、雨は天然の蒸留装置です。海水の温度が上昇すれば水蒸気も多くなり、台風の発生も多くなります。去年は10個ものが日本に上陸したのですが、今年は2個目の台風がはやくも甚大な被害を置いていきました。幸いと言ってはなんですが、関東地方は直撃の被害は免れましたけれど、それでも1持間に100mmという大雨が非常に高い舗装率の東京都内では洪水になってしまいました。
化石燃料は高い有益性により、人類に計り知れない利便をもたらしてくれましたが、その反面、人間が掘り出す前は地中にあったものを大量に大気中に放出することになりました。
「本当に生活に必要な物だけ」しか生産をすることが許されなかったら、炭素化合物の大気放出は随分と少なくなるでしょう。しかし、そうなったら現代の経済活動は死んでしまいます。アメリカなどは経済に重大な支障をきたすと言う理由で、京都議定書に批准しないくらいですから。
いつのまにか、ハーレーダビッドソンに乗ることも、数多くの化石燃料を消費する代償のうえに成り立つ『経済活動の一つ』になっているのですよ。
いままでは、供給者(メーカー、販売店)は管理者(政府)の指導の下で、同じ使用条件での汚染物質の排出量を抑えることを推進してきましたが、これだけ自然現象が顕著に変化してくると、我々消費する側も考え直す必要があると思います。
しかしですよ、私たちの長くて短い人生を過ごすのにあたって、『楽しみ』がクオリティに寄与する効果はかなりの比重になります。
幸いハーレーダビッドソンに触れることができた人は、チャンスに恵まれたことと思います。なにしろキッカケは新車であろうと、同じメーカーの現物でその暦史をたどっていけるものはそうありません。楽しみ方に工夫をこらせば、ただ無駄に炭素化合物をまきちらすことはありません。
今日はヘビーな話題になりましたが、この先避けられないものですから皆様もよくお考えください。




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