人気blogランキングへ*クリックお願いします。
現行モデルと違って’80年ごろまでのモデルのブレーキラインは、クルマなどとと同じインバーテッド フレアというブレーキラインの結合方法をとっています。これをブレードホースで作るとなるとバンジョーとは違う種類のフィッティングが必要となります。
あまり写真が良くないのですが、できあがったブレーキラインの写真です。

分かりづらいと思いますが、フロントブレーキマスターシリンダーのホース取り付け部です。
このネジ穴はテーパーネジになっていて、普通のネジではありません。

これはアダプターですね。この90度とストレートのものがあります。
雄ネジがテーパーになっているのが分かります。
雌ネジはフレアのフィッティングがつくようになっています。ねじ山は3/8-24ですが中がこのように「山」になっていたらフレアのフィッティングを使うことです
このように組み合わせ方はいくつかあります。まあ一番小さくまとまるのが良いでしょう。

一番左がキャリパーにつくノーマルのホースです。
フレアの構造が分かります。

キャリパーに仮付けしてみるとこんな感じです。
好みでどちらか選べます。

ダブルデイスクなので、中央のラインティーが必要になります。これはワタシが作りました。
ココに使うフイッティングはバンジョーと呼ばれるものを使います。
一番左は油圧ブレーキランプスイッチです。
マスターは純正なので、小さいスイッチが使えますのが5000円以上もするので、今回は油圧スイッチを使う事にしました。

フィッティング類を仮付けしておいて、ブレーキホースの長さを測ります。
注意しなければならないのは、フォークが伸びきった状態かどうかです。そうでなく作ってしまうと、フォークが伸びたときに
ホースが引っ張られて、最悪では破損してしまいます。

長さが決まったらカットします。

カットするにはこのような特殊な形状の歯のカッターを使います。

カットしたホースにフィッティングを組み立てます。

まずカットした口に写真の専用の工具を使いブレード部分を広げます。

かなり力を必要としますが、ここを確実にしておかないと後々にひびきます。

テフロンホースとブレードの間に「オリーブ」と呼ばれる小さいパーツを押し込みます。
ブレードを良く広げてあれば、奥まで入ります。
奥までキチンと入れないと洩れの原因になります。

フィッティングの組み立てです。
このまま差し込んで、アウターナットを確実に締め付ければ良いでしょう。
ワタシはネジ部分にシリコングリスを少量塗っておきますね。
出来上がるとこんな感じです。
あとは出来上がった3本のホースを取り付け、エア抜きをすれば完成です。
トリプルツリーの下に付けたティーも良く納まっていい感じです。