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三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

遺骨が証言する事実

2014年02月28日 | 韓国で
 きのう(2月27日)、「発掘調査」のあと、晋州市内の宿所近くで、30人ほどの参加者が、意見を述べあいました。
 その場で、わたしは、つぎのように発言しました。

 いま「発掘調査」が行われている犠牲者は、韓国軍と韓国警察に虐殺された人たちであり、海南島の「朝鮮村」に埋められている犠牲者は、日本軍に虐殺された人たちであって、加害者も歴史的犯罪の性格・意味は異なる。
 しかし、晋州における大虐殺も「朝鮮村」における大虐殺も、隠され続けてきており、文書記録はほとんど公開されていない。
 したがって、犠牲者を「発掘」し、その遺骨の証言を聞くことが、決定的に重要だ。

 きょう、朝から午後2時まで、「発掘調査」に参加させてもらったあと、午後3時晋州発のバスでソウルに向かい、午後7時に着きました。 
 午後8時半から、2時間近く、ソウル市内で韓国仏教宗団協議会の李尚珪さん、梁程述さんと話し合いました。
 昨年11月27日に、第16回韓・中・日仏教友好交流大会が、海南島の三亜市で開催されました。
 それに先立って、11月24日に、韓国仏教宗団協議会の僧侶約20人が、三亜市郊外の「朝鮮村」で日本軍に虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼しました。そのとき、1943年ころ「朝鮮報国隊」に入れられソウルの刑務所から海南島に連行され1944年2月に海南島南東部の陵水で亡くなった韓錫さんの妻の李康姫さんと遺児の韓光洙さんが参席しました(このブログのこのブログの2010年4月28日の「韓錫さん 1」、7月17日の「韓錫さん 2」、2010年6月24日の「戻らなかったアボヂ 1」、6月28日の「戻らなかったアボヂ 2」、8月22日の「日本に 父奪われた」、2011年8月30日の「海南島の死「事実知りたい」」をみてください)。
 きょう、李尚珪さんと梁程述さんに、韓国仏教宗団協議会が、朝鮮村」で犠牲者を追悼するに至った経過を聞きました。 
 韓・中・日国際仏教交流協議会の中国代表団の僧侶、日本代表団の僧侶は、「朝鮮村」での追悼式に一人も参席しなかったそうです。
                                            佐藤正人

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