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三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

海南島近現代史研究会のここれまでの軌跡とこれからのこと

2015年02月12日 | 海南島近現代史研究会
■海南島近現代史研究会のここれまでの軌跡とこれからのこと■

 きのう(2月11日)の海南島近現代史研究会第15回定例研究会(主題:海南島近現代史研究会の7年半)での報告の要旨です。

                                       佐藤正人


■調査・聞きとり・記録・分析(研究)・伝達。 
 証言者と証言を聞かせてもらう者との関係。
 誰が、なんのために証言を聞かせてもらうのか。
 侵略国家の民衆と被侵略国家の民衆。
 国民国家日本の国家犯罪史(侵略犯罪の調査・研究・発表)。 「研究」とは。

 時間・別れ。 「朝鮮村」2014年3月25日:周学勤さん。

■海南島近現代史研究会創立(2007年8月)。  1939年2月~1945年8月は、6年半。
  ⇧
 紀州鉱山の真実を明らかにする会創立(1997年2月)。
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 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・相度)の追悼碑を建立する会創立(1989年6月)。

■民衆の共同作業・共同闘争の場としての研究会。 「歴史研究者」とは。
   第3回定例研究会(2009年2月)の主題:海南島侵略開始-アジア太平洋戦争準備開始70年。
   第4回総会・第6回定例研究会(2010年8月)の主題:「朝鮮報国隊」の真相糾明。
   第7回定例研究会(2011年2月)の主題:海南島とパレスチナ。
   第11回定例研究会(2013年2月)の主題:海南島と独島。
   第7回総会・第12回定例研究会(2013年8月)の主題:海南島と沖縄。

■追悼碑・犠牲者の一人ひとりの名。
 日本の他地域他国侵略の歴史はおわっていない。
 日本政府・日本軍・日本企業がアジア太平洋で殺害した民衆の名。
 日本政府は、国家犯罪の歴史的事実の究明を回避し続けている。
 アジア太平洋での日本の国家犯罪の記録の分析・研究。
 被害者・目撃者の証言の記録と伝達。

■海南島近現代史研究会のこれから(具体的活動計画)。
「現地調査」・聞き取り、資料収集、記録・保存、伝達。
★出版(日本で)。
 1、『会誌』、『会報』定期発行。
 2、『海南島現代史 抗日戦争期(1939年~1945年)』。
 3、冊子『月塘村惨案』(漢語+日本語)。 冊子『“朝鮮報国隊”』(朝鮮語版、日本語版)。
 4、えほん『日本がせんりょうした海南島で』。
 5、海南島文庫連続発行  A5版、50~80頁、写真多数、500円~700円
    1日本は海南島で何をしたか、2海南島における抗日反日闘争、3秀田村虐殺、4「朝鮮村」、5林亜金さん、
   6朴来順さん、7田独鉱山・紀州鉱山、8興南・水俣・石碌、9回新村の歴史、10后石村、11六郷村、
   12高福男さんと柳済敬さん、13「朝鮮報国隊」・「台湾報国隊」・「図南報国隊」、14日本軍用洞窟・
   飛行場・鉄道、15月塘村虐殺、16沙土虐殺、17長仙聯村虐殺、18特攻艇「震洋」基地、19旧日本軍用洞窟(南林、
   中村、高峰、雷虎嶺、石山)、20海南島の朝鮮人兵士、21許如梅さん。22黒眉村、23新龍鎮新村で、24屯昌県で、
   25白沙黎族自治県で、26澄邁県仁興鎮で、27海南島・雲南、28石马村、29文昌东阁镇金牛流坑村・林村村・
   南文村・鳌頭村、30定安县黄竹镇、31旦場村9・23虐殺、32文昌市重興鎮賜第村・昌文村・白石嶺村・排田村、
   33九尾村、34雷鳴鎮……。
 6、日本軍の海南島住民虐殺記録・証言写真集(各冊A4版で30頁前後):シリーズ発行。
     『月塘村3・21虐殺』、『長仙聯村3・1虐殺』、『沙土6・21虐殺』、『旦場村9・23虐殺』、『石馬村1・16虐殺』、
     『秀田村6・22虐殺』、『「朝鮮村」虐殺』、『鳌頭3・6血案』……。
 7、写真集『日本の海南島侵略と抗日反日闘争』2。
 8、証言集。
★出版(海南島で)。 
  南海出版公司との共同作業。
★上映運動・新ドキュメンタリー制作  海南島人、中国人、朝鮮人、日本人……の共同作業。
   『抗日闘争期海南島民衆史 日本が占領した海南島で』。
   『海南島秀田村虐殺』。『海南島沙土虐殺』。
★企画展(パネル展など)・シンポジウム・証言集会。 世界各地の民衆組織・個人とともに。
★読書会。
   旦場村:文天性「日軍惨殺旦場同胞(哀嘆長恨歌))」1945年~ ?
                   李杰斌・李英挺編『故郷 旦場』(2012年)に掲載。
   陳貽僑「文昌市秀田村歴史惨案記実」(『海南陳氏譜』第二巻 秀田村分冊)、1999年。
   曹靖『日本法西斯“三光”政策罪行録 回顧長仙聯村“三・一”血泪史』2000年4月(修訂2005年8月、
  新版2008年5月、増訂2012年5月)。
   光田村:鍾経倫『光田村血泪史』2000年8月。
  林樹慈『椰林血泪』海南郷土文化研究会主辦、天馬図書出版、2010年12月。
  朱振华捜集整理『血和泪的记录 海南万宁月塘村三月廿一日惨案专辑』2014年8月。
★収集した資料の保管・展示センターの場所を確保。
★会則改訂。

■長期課題
 海南島近現代史研究ネットワークの強化。
 日本政府・日本企業に関係文書を開示させ、責任を追及する。
 日本政府に海南島における侵略犯罪を明らかにさせ、謝罪させ、賠償させ、責任者を処罰させる。
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