三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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終わらない少女像展示中断論争…名古屋市長「主催側、内容隠した」

2019年12月13日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://japanese.joins.com/JArticle/260394?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2019.12.11 07:27
■終わらない少女像展示中断論争…名古屋市長「主催側、内容隠した」
 今年8月、慰安婦をモチーフにした「平和の少女像」展示中断事態で論争となった日本の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」をめぐり雑音が続いている。
 少女像の展示を中断するよう圧力を加えた河村たかし名古屋市長が「実行委員会が展示内容を隠した」と主張しながらだ。
 河村市長は10日、東京外国特派員協会の記者会見で、あいちトリエンナーレ実行委員会を前にして批判した。
 実行委員会が昭和天皇の肖像を燃やす場面などが含まれた開幕前の映像出展を事前に名古屋市に示さなかったという。河村市長は「(実行委員会が)隠して展示した。嘘に表現の自由はあるのか」と鋭く言い放った。
 すると委員会側が直ちに反発した。記者席から河村市長の会見を見ていたあいちトリエンナーレの津田大介芸術監督は、現場で記者たちに「隠して展示しようとしたことはない。担当学芸員にも内容が伝わっていた」と直ちに反論した。
 日本の代表的な国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」は8月1日に開幕した。
 あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」企画展では、「平和の少女像」が日本の公共美術館に初めて展示されたが、右翼勢力の脅迫などで開幕3日で中断に追い込まれた。
 展示中断決定には河村市長らの展示中断要求発言が圧迫として作用した。当時、河村市長は慰安婦問題に対して「事実ではない可能性がある」「国家など公的資金を使ったところに少女像を展示するべきではない」などの妄言で論争が起きた。また、日本文化庁は「表現の不自由展・その後」中断などを理由に、あいちトリエンナーレ全体に対する補助金の不交付を決めた。
 これに対し、世界芸術家は「表現の自由」が保障されていない日本社会の素顔だと批判した。表現の不自由展実行委員会は名古屋地方裁判所に展示中断に対抗して再開を要求する仮処分申請を提起し、展示は約2カ月ぶりに再開された。
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「若者131万人、「5人未満の事業所」で有給休暇なし、365日労働」

2019年12月13日 | 韓国で
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/35226.html
「The Hankyoreh」 2019-12-13 08:00
■若者131万人、「5人未満の事業所」で有給休暇なし、365日労働
 青年ユニオン「5人未満の事業所は12月46日まで働かなければならない」事例発表会 
 5人未満の事業所、有給休暇もなく…「365日24時間働いても違法ではない」 
 青年ユニオン、法改正運動・違憲訴訟を検討中

【写真】青年ユニオンのチョン・ボヨン教育チーム長とチャン・ジヘ企画チーム長らが12日に開かれた「5人未満の事業所は12月46日まで働かなければならない」事例発表会を行なっている//ハンギョレ新聞社

 1年以上保育園で働いているAさんは、一度も「有給休暇」を使わなかった。個人的な事情で園長に休暇を申請したが、院長は「私を脅しているのか」と言ってきた。5人未満の事業所で働くAさんには保障された年次有給休暇がない。有給休暇を使わなくても手当てさえ出ない。365日24時間働いても法的に問題がないほどだ。
 青年ユニオンは12日、ソウル鍾路区プルン歴史アカデミーで「5人未満の事業所は12月46日まで働かなければならない」と題する事例発表会を開き、5人未満の事業所の労働環境の劣悪さを訴え、改善を求めた。
 青年ユニオンが収集した121件の事例は大きく分けて、有給休暇使用不可▽加算手当の未払い▽不当解雇となる。特に有給休暇問題は深刻だった。5人以上の事業所の場合、労働者が直近の年間勤務日数の80%以上勤務していれば、翌年には15日の年次有給休暇を与えることが義務となっているが、5人未満の事業所はその義務がない。このため青年ユニオンは「5人未満の事業所で働く労働者は、休めなかった有給休暇15日を加えて、事実上『12月46日』まで働いていることになる」と指摘した。
 手当ての未払いや解雇問題も深刻だ。青年ユニオンは「夜間勤務を含めて1週間に55時間働いたが、全く手当てを受け取れなかったケースもあった。また、事前予告なしに解雇しても、30日分の賃金を払いさえすれば法的処罰を免れることができ、『カカオトーク解雇』が多い」と話した。また5人未満の事業所の場合、有害または危険な環境であっても妊娠中の女性や未成年の雇用が可能で、7月に施行された「職場内いじめ禁止法」も適用されないなど、様々な形で法の死角地帯となっている。労働基準法はやはり5人未満の労働者を使用する事業所には施行令によって一部の規定のみが適用される。

【写真】12日、青年ユニオンが開いた「5人未満の事業所は12月46日まで働かなければならない」事例発表会現場に掲げられた立て札//ハンギョレ新聞社

 青年ユニオンは「9月に発表された雇用労働部の調査結果によると、最近1年間で3回以上の労働関係法違反が確認された事業所2300社あまりのうち、5人未満の事業所の割合は41.8%だった。5人未満の事業所で働く労働者は358万人で全体の5分の1ほどであり、このうち青年労働者だけで131万人だ。労働法の死角地帯が広範囲に発生しているわけだ」と述べた。このように差別的な処遇が可能なのは、1999年の憲法裁判所の決定のためだ。当時の憲法裁は、零細事業所の劣悪な現実と国による労働監督能力の限界を考慮すべきとし、「4人以下の事業所に対して労働基準法の適用を除外したのは平等権などに違反しない」と決定した。
 青年ユニオンのチャン・ジヘ企画チーム長は「韓国のように5人未満の事業所を一括して1つの分類とし、労働権を制限している例は、他の国では見つけることができなかった。政府は意志さえあれば、直ちに施行令を改正し、5人未満の事業所で働く労働者の権利を保護することができる」と述べた。青年ユニオンは、法改正運動とともに憲法裁での違憲訴訟を検討している。

文・写真/チョン・グァンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/labor/920640.html
韓国語原文入力:2019-12-12 17:32


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/35219.html
「The Hankyoreh」 2019-12-12 11:22
■若者100人のうち「人生で最も大事なものは成功」と答えたのはたった1人
 [もし韓国の若者が100人だったら](4) それでも私たちは生きていく 

 各自図生、行く道は険しいが… 
 「将来の暮らしは改善の可能性ある」と回答69人 
 悲観的な回答は100人のうち5人のみ 
 いちばん大事なものは「健康、経済的な安定」 
 成功への期待より失敗への恐怖の方が大きい

 若者の暗鬱とした現実についての言説は、2007年に発刊されたウ・ソクフンとパク・クォニルの共著『88万ウォン世代』から本格化した。2011年、京郷新聞は若者たちが恋愛と結婚、出産を放棄しているという意味で「3放(ポ)世代」という造語を作った。3放世代はその後、就職とマイホーム購入、人間関係と希望、健康と見た目管理、人生まであきらめるという「10放世代」に進み、しまいには無限大を意味する「n放世代」に拡張した。増え続ける「あきらめなければならないもの」は、逆説的に若者たちがそれらをあきらめないために吐き出す断末魔の悲鳴のようなものだと言える。
 「もし韓国の若者が100人だったら」は、地域と性別、学歴と学閥などに分化されている19~23歳の若者100人がこのような言説について実際にどう考えているのか聞くため、深層インタビューとアンケート調査に取り組んだ。ところが、ちょっと意外ではありつつ、よく考えてみればうなずけるような結果が出た。100人に「人生で最も大事なものは何か」(複数回答)と聞くと、127個のそれぞれ違う回答項目のうち、「健康」(35人)と「経済的安定」(34人)が圧倒的に多く選ばれた。その次に「家庭」が15人と続いた。「自己実現」と「成功」「成長」はそれぞれ1人だけだった。それでも「成就」が10人で、四番目に多かった。
 生活の中で健康と経済的な安定が最も大事だという考えには、成功への期待よりも失敗への恐怖の方が大きいという現実が反映されているものと見られる。家庭がその次に挙がっているのも同じだ。健康と経済的安定、家庭が挙げられたのは、暮らしを支える支柱が社会の医療や福祉支援体系ではなく、自己管理と最小限の経済的環境、そして家庭という空間に限られているという意味だ。それだけ韓国社会が各自図生(各々が生き残る道を探すこと)と自力救済に依存しているということだ。
 にもかかわらず、若者たちはうなだれていなかった。100人の若者に「将来は自分の暮らしが改善される可能性があると思うか」と聞くと、69人が「そう思う」と答えた。「普通」と答えた人は26人で、「改善される可能性がない」と考える人は5人だけだった。大半の若者は、社会が灯す照明のない場所でも、激しく自分の人生の場面を作っていた。ビューティーショップでバイトをする20歳のソン・スギョン(仮名)も、そのような若者のうちの一人だ。ソン・スギョンは将来の暮らしは今よりも良くなると思うかという質問に対し、「非常にそう思う」と答えた。ソン・スギョンは30歳頃にソウルの清潭洞(チョンダムドン)に自分の名前を掲げたメイクアップショップを構えることが夢だ。ソン・スギョンはその夢のために大学の代わりにキャリアを選んだ。「メイク業界は学歴よりキャリアが重要です。4年制より2年制を出た人たちの方が多いのですが、むしろ2年間キャリアを積んだ方がよいと周りのデザイナーの方たちが教えてくれました。(それで)早くから始めることにしたんです」。
 彼女は1週間に3日は夕方6時30分から夜10時まで、専門学校でメイクアップを学ぶ。現場実習も行う。週末にはビューティーショップでバイトをする。メイクアップの国家資格と民間で発行するまつ毛エクステンション資格2級を取り、就職の準備もしている。専門学校でもっと学んで実力を認められれば、すぐに就職できるとソン・スギョンは信じている。もちろん、ソン・スギョンは公正な社会が訪れるかどうかは分からないと言った。韓国社会は常に不公正だったが、もっと努力したからといってがらりと変わるとは思わないからだ。だが、自分の未来くらいは変わると信じている。「今の努力と血と汗が、いつかは報われると思います。確信してます」。

◆「自分の体一つをうまく保てる人生」を夢見る
 忠清南道天安(チョナン)の祥明大学で写真を専攻する22歳のユ・スミンの夢は、フリーランスの写真作家だ。幼い頃、父親のDSLRカメラで写真を撮って興味を持った。ユ・スミンは「成功したい」と言った。しかし、ユ・スミンが語る成功は、韓国社会で一般的に成功だと考えられている「他人の上に君臨する人生」のような大げさな概念ではない。「人生で大事なことはすごくたくさんある。お金も大事だけど、私は自分の名誉が一番大事です。お金と名誉というから大げさなようだけど、大したことじゃないんです。金持ちになることを望むのではなく、自分の体一つをうまく保てたらいいと思います。食べたいものを食べて、買いたいものを買える程度。名誉も同じく、ただ自分の分野で安定した地位を得られれば十分」。
 韓信大学に通う21歳のアン・ドヨンも「やりたいことをあきらめなくても良い程度の経済力」を口にした。当初、美大の受験を準備していたアン・ドヨンは、浪人生活を送りながら「就職や学歴のためではなく、自分が本当にやりたいこと」に遅ればせながら気づき始めたという。「哲学を勉強したくなったんです。それで哲学科がある大学の随時選考に全部応募して、いまの大学に合格しました。入ってみると、友達も教授も皆とても良くて満足しています」。
 アン・ドヨンは大学生活の満足度を問う質問に、10点満点中9点と回答した。アン・ドヨンは文章を書く仕事がしたい。マスコミ各社への入社準備ももうすぐ始めようと思っている。「ムンソンハムニダ」(文系学科の就職難を皮肉って「文(ムン)科ですみません(チェソンハムニダ)」を略した言葉)の代表とされる哲学科に通うが、それほど心配はしていないようだった。「やりたいことをやるのが楽しい人生なのに、それがすごく難しい。生きるために興味のない仕事をするのは嫌なんです。やりたいことをやりながらお金を稼ぐか、それがダメなら、やりたいことをあきらめない程度の経済力を持つ人生を送るのが一番大事だと思います」。
 「もし韓国の若者が100人だったら」で、100人の若者に出会って感じたのは、彼らの多くが「ブロックバスター映画」の主人公のような人生を望んではいないという点だ。彼らはただ自ら熱中できる仕事をすること、そしてその熱中を手放さなくてもいい経済的安定を成功や成就と考えていた。4人の記者が1万キロを行き来しながら彼らに会って帰る列車の中で、こんな思いを交わした。このくらいの人生を夢見る若者たちすらまともに支えられない社会を、果たして社会と言えるのだろうか。彼らを各自図生と自力救済の深い穴に、これ以上放置してはならないのではないか。

キム・ヘユン、キム・ユンジュ、ソ・ヘミ、カン・ジェグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/920530.html
韓国語原文入力:2019-12-12 06:55
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