http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201710060005.aspx
「フォーカス台湾」2017/10/06 16:19
■台北のこま犬破壊 元市議ら4人に実刑=士林地裁/台湾
(台北 6日 中央社)台北市の逸仙小学校前に設置されていたこま犬の石像2体が破壊された事件で、台湾士林地方法院(地裁)は5日、器物損壊罪で元台北市議の男ら2人に懲役5カ月、別の男2人に懲役4カ月の判決を言い渡した。
元台北市議の男ら2人は5月28日、かなづちでこま犬を破壊。通報を受けて駆け付けた警察官によってその場で逮捕された。同30日、破壊されたこま犬が何者かによって再び壊されているのが見つかり、後に元台北市議らとは別の男2人が犯行を認め、士林地検に送検されていた。
士林地裁によれば、元台北市議の男ら3人は石像を叩き壊したことは認めたものの、この行為は言論の自由の範囲内だとし、罪を否認。元台北市議の男はさらに、石像は日本政府が所有するもので、逸仙小が訴えを起こす権利はないと主張したという。
裁判官は、言論の自由に強暴な手段を用いる必要はなく、元台北市議の男らの行為は明らかに国が保障する言論の自由の最大の範疇を超えていると指摘。また、元台北市議の男ら2人が4月にも日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像を破壊し、送検されていたことや破壊の過程をインターネット上で生中継した行動などに触れ、法治観念がひどくずれているのは明白だとした。
(蕭博文/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/search/201708160003.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-08-16 12:13
■反日団体が台北でデモ 慰安婦問題で日本政府に謝罪要求/台湾
(台北 16日 中央社)「終戦の日」の15日、台湾の政治団体「中華統一促進党」が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所(台北市)前で抗議活動を行い、慰安婦問題で日本政府に謝罪を求めた。同党の張安楽総裁は記者団に対し、東南アジア諸国の華人と連携して、各地の日本大使館の前に慰安婦像を設置する考えがあると明かした。
抗議活動には中華統一促進党のメンバーら約120人が参加。街宣車には「慰安婦の怒りだ」と書いた看板が掲げられ、上部には旧日本軍の従軍慰安婦の少女を模した像も載せられた。
同党は「日本は第2次世界大戦について全く反省していない」「韓国の慰安婦に支援金を払ったのに、なぜ台湾の慰安婦に賠償しないのか」「日本政府が台湾の慰安婦に真摯に謝罪しない限り、日本に対する抗議活動は止めない」などと主張した。
また同日、日本統治時代に建立された「円山水神社」(台北市)の祠(ほこら)の柱4本に落書きがされ、こま犬が盗まれているのが明らかになった。柱には日本を侮辱、非難する文字が書かれた。
この日の抗議活動の参加者で、今年4月に烏山頭ダム(台南市)にある日本人水利技師、八田与一の銅像の頭部を切断したとして起訴されている両岸(台湾と中国大陸)統一派の元台北市議は円山水神社への落書き行為について、「私がやったことではないが、こうした行為は英雄視されるべきだ」と語った。
(楊明珠)
http://japan.cna.com.tw/search/201706260005.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%81%AE%E9%8A%85%E5%83%8F%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-06-26 17:16
■八田与一像首切断の元台北市議らを起訴/台湾
(台南 26日 中央社)台南地方法院検察署(地検)は26日、台南市の烏山頭ダムに設置されている日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像が破壊された事件で、犯行を認めている元台北市議ら2人を器物損壊の罪で起訴した。ダムを管理している嘉南農田水利会の楊明風会長は2人に対して損害賠償を請求する考えを示している。
起訴状によると、2人は4月14日、烏山頭ダム風景区内のホテルにチェックインし、銅像近辺の下見を行ってから糸のこぎりを購入。15日午前2時ごろ、購入した糸のこぎりで銅像頭部を切断し、記念撮影を行ったとしている。銅像頭部を元の場所に戻した後に、その場を去ったという。
だが、切断が見つかった際、銅像頭部はなくなっていた。台南地検は15日夜から16日未明にかけて、何者かが持ち去ったとしている。他に共犯者がいる可能性があるものの、確証がつかめず、先に2人を起訴するに至ったと説明した。
地検は、2人が5月28日に台北市内の小学校前にあるこま犬の破壊にも及んでいることから、反省の意が見られないとし、重い量刑を求めるとしている。
(楊思瑞/編集:楊千慧).
http://japan.cna.com.tw/search/201706060002.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-06-06 11:48
■こま犬破壊容疑の元台北市議ら 高裁、地裁の勾留決定を取り消し/台湾
(台北 6日 中央社)台北市内の小学校前に設置されているこま犬の石像を破壊したとして元台北市議の男ら2人が器物損壊容疑で逮捕された事件で、台湾高等法院(高裁)は5日、士林地方法院(地裁)が認めた勾留を取り消し、審理を差し戻した。高裁は、勾留ではなく保護観察や住居制限にできないか調査するよう命じている。
士林地方法院検察署(地検)は先月29日、2人に5万台湾元(約18万4000円)での保釈を命じたが、2人とも拒否。検察は逃亡の恐れがあるとの判断から勾留請求に切り替えた。地裁は検察の請求を認めたが、2人はこれに対し不服を申し立てていた。
勾留決定の取り消しについて高裁は、2人は警察や検察の取り調べに応じており、犯行も認めているにもかかわらず、なぜ逃亡の恐れがあると判断したのか、その根拠が曖昧だとしている。また、保釈を拒否しただけで、身体の自由を最大限に奪う勾留に処す必要があるかどうかについても調査を求めた。
2人は先月28日、台北市北投区の逸仙小の前でこま犬を破壊しているところを現行犯逮捕された。4月中旬、南部・台南市の烏山頭ダムにある日本人水利技師、八田与一の銅像を破壊した容疑者でもあり、先月11日に台南地検に送検されている。
(劉世怡/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201706010010.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-06-01 19:01
■台北市内のこま犬破壊 犯人「日本人が侵略した時代の文物に不満」/台湾
(台北 1日 中央社)台北市北投区の小学校前に設置されているこま犬が先月28日に続いて30日にも再び破壊された事件で、台北市政府警察局北投分局は1日、男2人が犯行を認めたと発表した。うち1人の男は、こま犬は日本人が台湾を侵略した時代に残した文物であり、学校の前に設置されているのが不満だったと供述しているという。
警察は現場付近の監視カメラの映像から犯行に及んだとみられる男2人を特定した。1人が懐中電灯で石像を照らしながら見張り役をし、もう1人が木製の棒で石像を叩き壊したと供述したという。
警察は、2人の行為は法律や公権力を無視しているとし、取り調べの後、器物損壊罪で士林地検に身柄を移送した。
この石像は先月28日、南部・台南市の八田与一像を破壊した容疑がかけられている元台北市議らによって一度壊されていた。
(劉建邦/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201705300001.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-05-30 13:08
■八田像首切断の元市議らを勾留 士林地裁=狛犬破壊で/台湾
(台北 30日 中央社)元台北市議の男ら2人が台北市内の小学校前に設置されている狛犬の石像を破壊したとして器物損壊容疑で逮捕された事件で、士林地裁は29日、士林地検の勾留請求を認めた。検察官は同日午前、2人に5万台湾元(約18万3400円)での保釈を命じたが、2人は保釈期限までに拒否した。検察は逃亡の恐れがあると判断し、勾留請求に切り替えた。
この元台北市議ら2人は先月中旬、南部・台南市の烏山頭ダムで日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像が破壊された事件の容疑者。犯行を認めており、今月11日には台南地検の取り調べを受けたばかりだった。
2人は28日夜、台北市の逸仙小の前に設置されている狛犬をかなづちで叩き壊していたところを、通報を受けて駆け付けた警察官に発見され、現行犯逮捕された。警察の取り調べに対し、2人は容疑を認めている。犯行の動機については、日本文化を背景とした狛犬が小学校の前にあるのは不適切だと思ったと語っているという。
裁判官は2人による八田像の破壊が行われたのは先月であることに触れ、2人が司法手続きを無視しているのは明白で再犯の可能性もあり、逃亡の恐れがないとは確認できないなどとして、地検の勾留請求を認めた。
狛犬破壊を受けて柯文哲台北市長は29日、「必ず厳しく対応するように」と幹部職員に指示したことを明らかにした。
(王揚宇/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/search/201705090002.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-05-09 13:22
■八田与一氏の慰霊祭 反日派・台湾独立派が場外で口論も
(台南 9日 中央社)日本統治時代の水利技師、八田与一氏を追悼する慰霊祭が8日、台南市の烏山頭ダムで行われた。例年は自由に参列できたが、先月中旬に八田氏の銅像が破壊された事を受け、今年は式典を円滑に執り行うため、関係者のみの参列とされた。会場外には反日団体や独立派団体が姿を現し、警官と言い合いになるなどの騒動が起きたが大事には至らず、式典は無事に行われた。
先月中旬、台湾と中国大陸の統一を主張する元台北市議会議員らにより銅像が破壊された。台南市の奇美博物館が提供した複製を使って修復が進められ、慰霊祭の開催に間に合わせることができた。
同ダムを管理する嘉南農田水利会の楊明風会長は、今回の事件でかえってより多くの若い人たちに八田氏の物語や彼に対する農家の感謝の気持ちを知ってもらうことができ、日台の友情もさらに強固になったと述べた。
同会は、八田氏は政治家ではなく水利技師であり、過激な行為によって式典が本来の目的から外れてしまうのは望んでいないとしていた。事前に参列の意を申し出ていた独立派団体の参列を見送ったという。同ダムには蒋介石元総統の銅像も設置されており、独立派団体が狙っている可能性があるとして関係者は警戒を強めていた。
同会によると、過去には馬英九前総統が参列に訪れたこともあったが、蔡英文総統は今回、参列を見合わせ、別の日程でダムを訪れる予定だという。
(楊思瑞/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201704220001.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-04-22 11:31
■壊された八田像、台南市長の対応に野党ら不満噴出 「媚日だ」/台湾
(台南 22日 中央社)台南市の烏山頭ダムにある八田与一像が破壊された事件で、頼清徳台南市長の対応をめぐり、野党・国民党や一部の民間団体から不満が噴出している。
頼市長は16日、銅像が破壊されたことを受け、警察に捜査を指示したほか、八田氏の親族や関係者らに日本語で知らせを出した。銅像の修復や慰霊祭の実施などについても書かれていたという。
社会運動団体の「白色正義連盟」は21日、頼市長が八田氏の親族らに日本語で知らせを出したことについて、国名の表記もされておらず、「媚日だ」とインターネット上で非難した。
また、野党・国民党の台南市議会議員団は18日、同市内の公園に設置されていた孫文の銅像が、台湾独立派の政治団体によって倒されたまま修復されておらず、台座まで撤去されたことを挙げ、八田像と比べて対処の仕方に落差があると批判した。
頼市長は、破壊行為については、法にのっとって破壊を行った者の責任を問うとしており、対応の基準は一致していると説明。また、同市政府の許淑芬新聞処長は、日本語の知らせは八田氏の関連行事に参加している台湾と日本双方の関係者に送ったもので、これは礼儀であり、責任でもあるとし、「何年も付き合いのある友人への手紙に、国名の署名は必要か」と反論した。
(張栄祥、楊思瑞/編集:楊千慧)
http://www.sankei.com/world/news/170416/wor1704160033-n1.html
「産経ニュース」2017.4.16 13:00
■台湾で「日台の絆の象徴」八田與一像の頭部切られる ダム建設指導の技師
【写真】16日、台南市の烏山頭ダムのほとりで、頭部が切られた状態で見つかった八田與一像(台南市政府警察局麻豆分局提供)
【台北=田中靖人】台湾南部・台南市の烏山頭ダムで16日早朝、日本統治時代に同ダムの建設を指導した日本人技師、八田與一の銅像の頭部が切られているのをダム関係者が発見、警察に通報した。複数の台湾メディアが伝えた。八田の功績は台湾の民主化以降、日台の絆の象徴とされており、ダムには日本人観光客も訪れる。
台南市の警察当局によると、頭部は持ち去られたとみられる。台南市の頼清徳市長は、迅速な捜査と像の修復を指示した。
八田は1920年から10年かけて同ダムを完成させ、嘉南平原を台湾最大の穀倉地帯に変えた。同所では毎年5月8日の命日に慰霊祭が開かれている。八田の功績は李登輝総統時代に再評価が始まり、2007年には陳水扁総統が褒章を授与、馬英九総統も就任前の08年の慰霊祭に出席している。
「フォーカス台湾」2017/10/06 16:19
■台北のこま犬破壊 元市議ら4人に実刑=士林地裁/台湾
(台北 6日 中央社)台北市の逸仙小学校前に設置されていたこま犬の石像2体が破壊された事件で、台湾士林地方法院(地裁)は5日、器物損壊罪で元台北市議の男ら2人に懲役5カ月、別の男2人に懲役4カ月の判決を言い渡した。
元台北市議の男ら2人は5月28日、かなづちでこま犬を破壊。通報を受けて駆け付けた警察官によってその場で逮捕された。同30日、破壊されたこま犬が何者かによって再び壊されているのが見つかり、後に元台北市議らとは別の男2人が犯行を認め、士林地検に送検されていた。
士林地裁によれば、元台北市議の男ら3人は石像を叩き壊したことは認めたものの、この行為は言論の自由の範囲内だとし、罪を否認。元台北市議の男はさらに、石像は日本政府が所有するもので、逸仙小が訴えを起こす権利はないと主張したという。
裁判官は、言論の自由に強暴な手段を用いる必要はなく、元台北市議の男らの行為は明らかに国が保障する言論の自由の最大の範疇を超えていると指摘。また、元台北市議の男ら2人が4月にも日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像を破壊し、送検されていたことや破壊の過程をインターネット上で生中継した行動などに触れ、法治観念がひどくずれているのは明白だとした。
(蕭博文/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/search/201708160003.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-08-16 12:13
■反日団体が台北でデモ 慰安婦問題で日本政府に謝罪要求/台湾
(台北 16日 中央社)「終戦の日」の15日、台湾の政治団体「中華統一促進党」が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所(台北市)前で抗議活動を行い、慰安婦問題で日本政府に謝罪を求めた。同党の張安楽総裁は記者団に対し、東南アジア諸国の華人と連携して、各地の日本大使館の前に慰安婦像を設置する考えがあると明かした。
抗議活動には中華統一促進党のメンバーら約120人が参加。街宣車には「慰安婦の怒りだ」と書いた看板が掲げられ、上部には旧日本軍の従軍慰安婦の少女を模した像も載せられた。
同党は「日本は第2次世界大戦について全く反省していない」「韓国の慰安婦に支援金を払ったのに、なぜ台湾の慰安婦に賠償しないのか」「日本政府が台湾の慰安婦に真摯に謝罪しない限り、日本に対する抗議活動は止めない」などと主張した。
また同日、日本統治時代に建立された「円山水神社」(台北市)の祠(ほこら)の柱4本に落書きがされ、こま犬が盗まれているのが明らかになった。柱には日本を侮辱、非難する文字が書かれた。
この日の抗議活動の参加者で、今年4月に烏山頭ダム(台南市)にある日本人水利技師、八田与一の銅像の頭部を切断したとして起訴されている両岸(台湾と中国大陸)統一派の元台北市議は円山水神社への落書き行為について、「私がやったことではないが、こうした行為は英雄視されるべきだ」と語った。
(楊明珠)
http://japan.cna.com.tw/search/201706260005.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%81%AE%E9%8A%85%E5%83%8F%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-06-26 17:16
■八田与一像首切断の元台北市議らを起訴/台湾
(台南 26日 中央社)台南地方法院検察署(地検)は26日、台南市の烏山頭ダムに設置されている日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像が破壊された事件で、犯行を認めている元台北市議ら2人を器物損壊の罪で起訴した。ダムを管理している嘉南農田水利会の楊明風会長は2人に対して損害賠償を請求する考えを示している。
起訴状によると、2人は4月14日、烏山頭ダム風景区内のホテルにチェックインし、銅像近辺の下見を行ってから糸のこぎりを購入。15日午前2時ごろ、購入した糸のこぎりで銅像頭部を切断し、記念撮影を行ったとしている。銅像頭部を元の場所に戻した後に、その場を去ったという。
だが、切断が見つかった際、銅像頭部はなくなっていた。台南地検は15日夜から16日未明にかけて、何者かが持ち去ったとしている。他に共犯者がいる可能性があるものの、確証がつかめず、先に2人を起訴するに至ったと説明した。
地検は、2人が5月28日に台北市内の小学校前にあるこま犬の破壊にも及んでいることから、反省の意が見られないとし、重い量刑を求めるとしている。
(楊思瑞/編集:楊千慧).
http://japan.cna.com.tw/search/201706060002.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-06-06 11:48
■こま犬破壊容疑の元台北市議ら 高裁、地裁の勾留決定を取り消し/台湾
(台北 6日 中央社)台北市内の小学校前に設置されているこま犬の石像を破壊したとして元台北市議の男ら2人が器物損壊容疑で逮捕された事件で、台湾高等法院(高裁)は5日、士林地方法院(地裁)が認めた勾留を取り消し、審理を差し戻した。高裁は、勾留ではなく保護観察や住居制限にできないか調査するよう命じている。
士林地方法院検察署(地検)は先月29日、2人に5万台湾元(約18万4000円)での保釈を命じたが、2人とも拒否。検察は逃亡の恐れがあるとの判断から勾留請求に切り替えた。地裁は検察の請求を認めたが、2人はこれに対し不服を申し立てていた。
勾留決定の取り消しについて高裁は、2人は警察や検察の取り調べに応じており、犯行も認めているにもかかわらず、なぜ逃亡の恐れがあると判断したのか、その根拠が曖昧だとしている。また、保釈を拒否しただけで、身体の自由を最大限に奪う勾留に処す必要があるかどうかについても調査を求めた。
2人は先月28日、台北市北投区の逸仙小の前でこま犬を破壊しているところを現行犯逮捕された。4月中旬、南部・台南市の烏山頭ダムにある日本人水利技師、八田与一の銅像を破壊した容疑者でもあり、先月11日に台南地検に送検されている。
(劉世怡/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201706010010.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-06-01 19:01
■台北市内のこま犬破壊 犯人「日本人が侵略した時代の文物に不満」/台湾
(台北 1日 中央社)台北市北投区の小学校前に設置されているこま犬が先月28日に続いて30日にも再び破壊された事件で、台北市政府警察局北投分局は1日、男2人が犯行を認めたと発表した。うち1人の男は、こま犬は日本人が台湾を侵略した時代に残した文物であり、学校の前に設置されているのが不満だったと供述しているという。
警察は現場付近の監視カメラの映像から犯行に及んだとみられる男2人を特定した。1人が懐中電灯で石像を照らしながら見張り役をし、もう1人が木製の棒で石像を叩き壊したと供述したという。
警察は、2人の行為は法律や公権力を無視しているとし、取り調べの後、器物損壊罪で士林地検に身柄を移送した。
この石像は先月28日、南部・台南市の八田与一像を破壊した容疑がかけられている元台北市議らによって一度壊されていた。
(劉建邦/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201705300001.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80
「フォーカス台湾」2017-05-30 13:08
■八田像首切断の元市議らを勾留 士林地裁=狛犬破壊で/台湾
(台北 30日 中央社)元台北市議の男ら2人が台北市内の小学校前に設置されている狛犬の石像を破壊したとして器物損壊容疑で逮捕された事件で、士林地裁は29日、士林地検の勾留請求を認めた。検察官は同日午前、2人に5万台湾元(約18万3400円)での保釈を命じたが、2人は保釈期限までに拒否した。検察は逃亡の恐れがあると判断し、勾留請求に切り替えた。
この元台北市議ら2人は先月中旬、南部・台南市の烏山頭ダムで日本統治時代の水利技師、八田与一の銅像が破壊された事件の容疑者。犯行を認めており、今月11日には台南地検の取り調べを受けたばかりだった。
2人は28日夜、台北市の逸仙小の前に設置されている狛犬をかなづちで叩き壊していたところを、通報を受けて駆け付けた警察官に発見され、現行犯逮捕された。警察の取り調べに対し、2人は容疑を認めている。犯行の動機については、日本文化を背景とした狛犬が小学校の前にあるのは不適切だと思ったと語っているという。
裁判官は2人による八田像の破壊が行われたのは先月であることに触れ、2人が司法手続きを無視しているのは明白で再犯の可能性もあり、逃亡の恐れがないとは確認できないなどとして、地検の勾留請求を認めた。
狛犬破壊を受けて柯文哲台北市長は29日、「必ず厳しく対応するように」と幹部職員に指示したことを明らかにした。
(王揚宇/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/search/201705090002.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-05-09 13:22
■八田与一氏の慰霊祭 反日派・台湾独立派が場外で口論も
(台南 9日 中央社)日本統治時代の水利技師、八田与一氏を追悼する慰霊祭が8日、台南市の烏山頭ダムで行われた。例年は自由に参列できたが、先月中旬に八田氏の銅像が破壊された事を受け、今年は式典を円滑に執り行うため、関係者のみの参列とされた。会場外には反日団体や独立派団体が姿を現し、警官と言い合いになるなどの騒動が起きたが大事には至らず、式典は無事に行われた。
先月中旬、台湾と中国大陸の統一を主張する元台北市議会議員らにより銅像が破壊された。台南市の奇美博物館が提供した複製を使って修復が進められ、慰霊祭の開催に間に合わせることができた。
同ダムを管理する嘉南農田水利会の楊明風会長は、今回の事件でかえってより多くの若い人たちに八田氏の物語や彼に対する農家の感謝の気持ちを知ってもらうことができ、日台の友情もさらに強固になったと述べた。
同会は、八田氏は政治家ではなく水利技師であり、過激な行為によって式典が本来の目的から外れてしまうのは望んでいないとしていた。事前に参列の意を申し出ていた独立派団体の参列を見送ったという。同ダムには蒋介石元総統の銅像も設置されており、独立派団体が狙っている可能性があるとして関係者は警戒を強めていた。
同会によると、過去には馬英九前総統が参列に訪れたこともあったが、蔡英文総統は今回、参列を見合わせ、別の日程でダムを訪れる予定だという。
(楊思瑞/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/search/201704220001.aspx?q=%E5%85%AB%E7%94%B0%E4%B8%8E%E4%B8%80%E3%80%80%E7%A0%B4%E5%A3%8A
「フォーカス台湾」2017-04-22 11:31
■壊された八田像、台南市長の対応に野党ら不満噴出 「媚日だ」/台湾
(台南 22日 中央社)台南市の烏山頭ダムにある八田与一像が破壊された事件で、頼清徳台南市長の対応をめぐり、野党・国民党や一部の民間団体から不満が噴出している。
頼市長は16日、銅像が破壊されたことを受け、警察に捜査を指示したほか、八田氏の親族や関係者らに日本語で知らせを出した。銅像の修復や慰霊祭の実施などについても書かれていたという。
社会運動団体の「白色正義連盟」は21日、頼市長が八田氏の親族らに日本語で知らせを出したことについて、国名の表記もされておらず、「媚日だ」とインターネット上で非難した。
また、野党・国民党の台南市議会議員団は18日、同市内の公園に設置されていた孫文の銅像が、台湾独立派の政治団体によって倒されたまま修復されておらず、台座まで撤去されたことを挙げ、八田像と比べて対処の仕方に落差があると批判した。
頼市長は、破壊行為については、法にのっとって破壊を行った者の責任を問うとしており、対応の基準は一致していると説明。また、同市政府の許淑芬新聞処長は、日本語の知らせは八田氏の関連行事に参加している台湾と日本双方の関係者に送ったもので、これは礼儀であり、責任でもあるとし、「何年も付き合いのある友人への手紙に、国名の署名は必要か」と反論した。
(張栄祥、楊思瑞/編集:楊千慧)
http://www.sankei.com/world/news/170416/wor1704160033-n1.html
「産経ニュース」2017.4.16 13:00
■台湾で「日台の絆の象徴」八田與一像の頭部切られる ダム建設指導の技師
【写真】16日、台南市の烏山頭ダムのほとりで、頭部が切られた状態で見つかった八田與一像(台南市政府警察局麻豆分局提供)
【台北=田中靖人】台湾南部・台南市の烏山頭ダムで16日早朝、日本統治時代に同ダムの建設を指導した日本人技師、八田與一の銅像の頭部が切られているのをダム関係者が発見、警察に通報した。複数の台湾メディアが伝えた。八田の功績は台湾の民主化以降、日台の絆の象徴とされており、ダムには日本人観光客も訪れる。
台南市の警察当局によると、頭部は持ち去られたとみられる。台南市の頼清徳市長は、迅速な捜査と像の修復を指示した。
八田は1920年から10年かけて同ダムを完成させ、嘉南平原を台湾最大の穀倉地帯に変えた。同所では毎年5月8日の命日に慰霊祭が開かれている。八田の功績は李登輝総統時代に再評価が始まり、2007年には陳水扁総統が褒章を授与、馬英九総統も就任前の08年の慰霊祭に出席している。