■場・地域
■記憶、証言(声・ことば)→記録(文字・映像)
日本の国家犯罪を総体として認識し伝達する方法。
国民国家日本の海南島における侵略犯罪を総体として認識する方法。
「現地調査」(侵略と植民地支配の事実究明、抗日反日闘争史探求の調査)。
被害者・目撃者からの聞きとり(死者からは、聞きとりできない)。
証言を聞く者のありかた。
加害者からの聞きとり。犯罪の「記憶」。
犯罪者の沈黙・証言(告白)拒否。沈黙のままの自然死。
「現地調査」・必然的な偶然の出会い。
聞きとって、どうするのか 。
侵略犯罪の解明 → 責任追及(犯罪の責任・犯罪を隠しつづけてきた責任)→
国家謝罪・国家賠償、責任者処罰(最悪の侵略犯罪者ヒロヒト)。
アジア太平洋に侵入した日本企業の過去と現在の侵略犯罪解明・責任追及。
★「残されている時間は、限られている」と自覚してから10年以上が過ぎた。
符介育敗(フ・カイヨパイ)さん(1923年?~2016年4月25日)
昌江黎族自治県七叉鎮重合村(旧、楽東県重合)
■民衆の世界史(世界史規模の民衆史・民衆の画く世界史像)
民衆の歴史認識
歴史を偽造する者たちとのたたかい。権力者の歴史とのたたかい。
侵略と開発、ポストコロニアリズムという虚偽。
歴史を知ること。事実を知ること
事実はひとつ。実証。ことば。文字。
事実をどのように評価するか(歴史意識。歴史観。歴史思想)。記憶は「継承」できない。
全世界的規模の反侵略民衆闘争の時代。
諸地域・諸国家の近現代史は、世界近現代史に規定され、世界近現代史を規定してきた。
歴史認識深化の過程は、絶えざる歴史意識変革の過程。
侵略諸国家・諸民族の侵略の世界史は、被侵略諸国家・諸民族の抵抗の世界史。
■海南島近現代史・アジア近現代史・世界近現代史
海南島近現代史のなかの世界近現代史 海南島近現代史⇔世界近現代史。
1939年2月に、日本政府・日本軍が海南島侵略を開始する以前に、日本国民のほとんどが、他地域・他国侵略に反対する思想・感性・倫理を喪失していた。
1939年~1945年~2018年
2018年2月:1869年9月から148年5か月、1939年2月から79年。
※戦後? 日本国家の他地域他国侵略の時代は、終わっていない。
侵略。戦争。占領。領土化。植民地化。併合。不等価交換。
※現在の侵略
天皇制を前提とした「平和憲法」下の日本国家・日本軍の他地域・他国侵略。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争に実質参戦。
1999年8月13日、侵略の旗「ヒノマル」を国旗に、天皇賛歌「キミガヨ」を国歌に。
8月25日、他地域・他国軍事侵略のための「周辺事態法」を施行。
2001年12月2日、日本海軍軍艦が、アラビア海で作戦行動中のアメリカ合州
国軍艦に燃料を洋上補給。アフガニスタン侵略戦争・アフガニスタン民
衆殺戮に直接荷担。このとき、アジア太平洋戦争後はじめて、日本正
規軍が侵略戦争に参戦。
2004年1月から日本政府は日本軍を、アメリカ合州国のイラク侵略戦争に参戦
させた(2004年1月、日本軍サマワに侵入)。日本は、ファルージャ
やバスラなどイラク各地でのアメリカ合州国軍の民衆虐殺に間接的に
荷担。
2011年11月から日本軍南スーダンに侵入(2015年12月から「第9次要員(基幹:
第10師団)が侵入。2017年5月撤退開始)。
2015年9月30日、戦争法(「平和安全法制整備法」+「国際平和支援法」)公布。
「周辺事態法」を「重要影響事態法(重要影響事態に際して我が国の平
和及び安全を確保するための措置に関する法律)」に改名・改悪
2016年3月29日、戦争法施行。
2017年7月11日、「共謀罪法(改正組織犯罪処罰法)」施行。
■アジア太平洋の民衆にとって、日本の侵略の時代は抗日反日闘争の時代
その時代は、全世界的規模で、まだ、終わっていない
■個人史のなかの世界史・地域史のなかの世界史
現在の、日常のなかの世界史。
侵略の世界史⇔抵抗の世界史。
■日本ナショナリズムとの対決
日本民衆(労働者、農民、会社員、漁民、商人、官吏、医者、看護婦、店員、
教師、主婦……)は、なぜ天皇制を支持し、他地域他国侵略を実行したのか。して
いるのか。
なぜ、日本国民(「臣民」)は、他地域・他国侵略を悪だとする、あたりまえ
の倫理を社会的に確立できなかったのか。
※他地域他国侵略をゆるさない日本民衆の歴史認識
「イスラエル国」の歴史は、USA……日本国……の歴史。
※解放のインターナショナリズム ⇔ グローバリズム、ナショナリズム
■抗日反日闘争
朝鮮の義兵戦争:1895~96年、1905~14年。
台湾の抗日反日戦争(1895~ 霧社烽起:1930年10月~12月 )。
三・一運動。
青山里戦闘;1920年10月。
シベリアの抗日パルチザン。
中国東北部の抗日パルチザン。
中国の抗日戦争。
百団大戦:1940年8月~12月。
拉孟・騰越の戦い:1944年6月~9月。
フクバラハップ(Hukbalahap。Hukbong Bayan Laban sa mga Hapon。抗日人民軍)。
自由タイ運動( カブアンカン・セーリー・タイ):1941~1945年。
ベトナム独立同盟会Việt Nam Ðộc Lập Ðồng Minh Hội(ベトミンViệt Minh):
1941年5月19日結成。
■国民国家日本史。国民国家という暴力
アイヌモシリ領土化。ウルマネシア領土化。「千島列島」植民地化、台湾植民地化。
カラフト南部植民地化。朝鮮植民地化。「南洋」植民地化。中国東北部・モンゴル東南
部植民地化。中国本土侵略。海南島植民地化。東南アジア・太平洋侵略。
■国民国家日本の成立。日本国民(「臣民」)の成立
他地域他国侵略による国民国家形成
国家主権、国民、領土・領域、貨幣、「国語」、神道・天皇制、日本国民
(「臣民」)、戸籍(戸籍制度は徴兵制度の前提)、徴兵、軍隊・軍備、警
察・監獄、日本史・日本文化〈教科書、……〉。
日本国民(臣民)を形成する装置:博物館、学校、神社、象徴、勲章、ヒノマル、キ
ミガヨ、国章、国花、国鳥。
国民(臣民)統合。「民族」差別。人種差別。
1889年2月11日:「大日本帝国憲法」発布(「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」、
「日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス」)。
1890年10月30日:「教育ニ関スル勅語」発布(「我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一
ニシテ……常ニ国憲ヲ重ジ国法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ
皇運ヲ扶翼スヘシ」。
1945年8月15日:「大東亜戦争終結ノ詔書」放送(「朕……茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク」、
「尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明
ヲモ破却スヘシ」、「朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常
ニ爾臣民ト共ニ在リ」、「擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ……國體ノ精
華ヲ發揚シ……」、「爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ」)。
■出会いと別れ
周学勤さん(1936年~2014年) 「朝鮮村」(三亜市田独鎮荔枝溝郷南丁)
朱学平さん(1933年~2011年) 万寧市万城鎮月塘村
王鎮寧さん(1932年~2017年) 海口市永興鎮儒東村
張応勇さん(1940年~2005年) 保亭黎族苗族自治県保城鎮
林亜金さん(1926年~2013年) 保亭黎族苗族自治県南林郷什号村
陳亜扁さん(1927年~2017年) 陵水黎族自治县本号敬老院宿舍
呉育新さん(1933年~2014年) 海口市美兰区三江镇上雲村(旧、海口市咸来鎮上雲村)
20年間に、歴史研究を職業としていないが、丹念に持続的に日本の侵略犯罪の歴史を追究し、自らが住んでいる地域の犠牲者の名を明らかにし、被害の実態を記録している人たちと出会い、おおくのことを学ばせてもらってきた。
万寧市月塘村で、澄邁県沙土(聖眼村、欽帝村、福留村……)で、瓊海市長仙聯村で、文昌市秀田村で、文昌市昌文村で、文昌市白石嶺村で、文昌市排田村で、文昌市石馬村で、文昌市林林村で、文昌市昌美村で、瓊海市北岸村で、定安県大河村で、陵水黎族自治県后石村で、陵水黎族自治県九尾村で、東方市八所村で、東方市旦場村で、東方市新街村で…………。
■「木本隧道」の道
三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会(1989年6月創立)。
紀州鉱山の真実を明らかにする会(1997年2月創立)。
海南島近現代史研究会(2007年8月創立)。
木本トンネル → 紀州鉱山の坑道 → 海南島の日本軍用洞窟 → 太平洋の島々の日本軍用洞窟 → 硫黄島の数百本のべ18キロの地下坑道(「横穴陣地」)を朝鮮人も掘らされた。
1998年6月 紀州鉱山の真実を明らかにする会、はじめて海南島「現地調査」。
2007年8月 海南島近現代史研究会創立。
9月~11月 最初の「現地調査」(紀州鉱山の真実を明らかにする会としては14回目)。
2017年12月 紀州鉱山の真実を明らかにする会としては32回目、海南島近現代史研究会としては19回目の「現地調査」。
20年間、海南島のおおくの村や都市を訪ね、日本政府・日本軍・日本企業がおこなった侵略犯罪の犠牲者、遺族、目撃者から証言を聞かせてもらうとともに、侵略犯罪の現場を「調査」。同時に、海南島民衆の抗日反日闘争の歴史をたどってきた。
佐藤正人
■記憶、証言(声・ことば)→記録(文字・映像)
日本の国家犯罪を総体として認識し伝達する方法。
国民国家日本の海南島における侵略犯罪を総体として認識する方法。
「現地調査」(侵略と植民地支配の事実究明、抗日反日闘争史探求の調査)。
被害者・目撃者からの聞きとり(死者からは、聞きとりできない)。
証言を聞く者のありかた。
加害者からの聞きとり。犯罪の「記憶」。
犯罪者の沈黙・証言(告白)拒否。沈黙のままの自然死。
「現地調査」・必然的な偶然の出会い。
聞きとって、どうするのか 。
侵略犯罪の解明 → 責任追及(犯罪の責任・犯罪を隠しつづけてきた責任)→
国家謝罪・国家賠償、責任者処罰(最悪の侵略犯罪者ヒロヒト)。
アジア太平洋に侵入した日本企業の過去と現在の侵略犯罪解明・責任追及。
★「残されている時間は、限られている」と自覚してから10年以上が過ぎた。
符介育敗(フ・カイヨパイ)さん(1923年?~2016年4月25日)
昌江黎族自治県七叉鎮重合村(旧、楽東県重合)
■民衆の世界史(世界史規模の民衆史・民衆の画く世界史像)
民衆の歴史認識
歴史を偽造する者たちとのたたかい。権力者の歴史とのたたかい。
侵略と開発、ポストコロニアリズムという虚偽。
歴史を知ること。事実を知ること
事実はひとつ。実証。ことば。文字。
事実をどのように評価するか(歴史意識。歴史観。歴史思想)。記憶は「継承」できない。
全世界的規模の反侵略民衆闘争の時代。
諸地域・諸国家の近現代史は、世界近現代史に規定され、世界近現代史を規定してきた。
歴史認識深化の過程は、絶えざる歴史意識変革の過程。
侵略諸国家・諸民族の侵略の世界史は、被侵略諸国家・諸民族の抵抗の世界史。
■海南島近現代史・アジア近現代史・世界近現代史
海南島近現代史のなかの世界近現代史 海南島近現代史⇔世界近現代史。
1939年2月に、日本政府・日本軍が海南島侵略を開始する以前に、日本国民のほとんどが、他地域・他国侵略に反対する思想・感性・倫理を喪失していた。
1939年~1945年~2018年
2018年2月:1869年9月から148年5か月、1939年2月から79年。
※戦後? 日本国家の他地域他国侵略の時代は、終わっていない。
侵略。戦争。占領。領土化。植民地化。併合。不等価交換。
※現在の侵略
天皇制を前提とした「平和憲法」下の日本国家・日本軍の他地域・他国侵略。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争に実質参戦。
1999年8月13日、侵略の旗「ヒノマル」を国旗に、天皇賛歌「キミガヨ」を国歌に。
8月25日、他地域・他国軍事侵略のための「周辺事態法」を施行。
2001年12月2日、日本海軍軍艦が、アラビア海で作戦行動中のアメリカ合州
国軍艦に燃料を洋上補給。アフガニスタン侵略戦争・アフガニスタン民
衆殺戮に直接荷担。このとき、アジア太平洋戦争後はじめて、日本正
規軍が侵略戦争に参戦。
2004年1月から日本政府は日本軍を、アメリカ合州国のイラク侵略戦争に参戦
させた(2004年1月、日本軍サマワに侵入)。日本は、ファルージャ
やバスラなどイラク各地でのアメリカ合州国軍の民衆虐殺に間接的に
荷担。
2011年11月から日本軍南スーダンに侵入(2015年12月から「第9次要員(基幹:
第10師団)が侵入。2017年5月撤退開始)。
2015年9月30日、戦争法(「平和安全法制整備法」+「国際平和支援法」)公布。
「周辺事態法」を「重要影響事態法(重要影響事態に際して我が国の平
和及び安全を確保するための措置に関する法律)」に改名・改悪
2016年3月29日、戦争法施行。
2017年7月11日、「共謀罪法(改正組織犯罪処罰法)」施行。
■アジア太平洋の民衆にとって、日本の侵略の時代は抗日反日闘争の時代
その時代は、全世界的規模で、まだ、終わっていない
■個人史のなかの世界史・地域史のなかの世界史
現在の、日常のなかの世界史。
侵略の世界史⇔抵抗の世界史。
■日本ナショナリズムとの対決
日本民衆(労働者、農民、会社員、漁民、商人、官吏、医者、看護婦、店員、
教師、主婦……)は、なぜ天皇制を支持し、他地域他国侵略を実行したのか。して
いるのか。
なぜ、日本国民(「臣民」)は、他地域・他国侵略を悪だとする、あたりまえ
の倫理を社会的に確立できなかったのか。
※他地域他国侵略をゆるさない日本民衆の歴史認識
「イスラエル国」の歴史は、USA……日本国……の歴史。
※解放のインターナショナリズム ⇔ グローバリズム、ナショナリズム
■抗日反日闘争
朝鮮の義兵戦争:1895~96年、1905~14年。
台湾の抗日反日戦争(1895~ 霧社烽起:1930年10月~12月 )。
三・一運動。
青山里戦闘;1920年10月。
シベリアの抗日パルチザン。
中国東北部の抗日パルチザン。
中国の抗日戦争。
百団大戦:1940年8月~12月。
拉孟・騰越の戦い:1944年6月~9月。
フクバラハップ(Hukbalahap。Hukbong Bayan Laban sa mga Hapon。抗日人民軍)。
自由タイ運動( カブアンカン・セーリー・タイ):1941~1945年。
ベトナム独立同盟会Việt Nam Ðộc Lập Ðồng Minh Hội(ベトミンViệt Minh):
1941年5月19日結成。
■国民国家日本史。国民国家という暴力
アイヌモシリ領土化。ウルマネシア領土化。「千島列島」植民地化、台湾植民地化。
カラフト南部植民地化。朝鮮植民地化。「南洋」植民地化。中国東北部・モンゴル東南
部植民地化。中国本土侵略。海南島植民地化。東南アジア・太平洋侵略。
■国民国家日本の成立。日本国民(「臣民」)の成立
他地域他国侵略による国民国家形成
国家主権、国民、領土・領域、貨幣、「国語」、神道・天皇制、日本国民
(「臣民」)、戸籍(戸籍制度は徴兵制度の前提)、徴兵、軍隊・軍備、警
察・監獄、日本史・日本文化〈教科書、……〉。
日本国民(臣民)を形成する装置:博物館、学校、神社、象徴、勲章、ヒノマル、キ
ミガヨ、国章、国花、国鳥。
国民(臣民)統合。「民族」差別。人種差別。
1889年2月11日:「大日本帝国憲法」発布(「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」、
「日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス」)。
1890年10月30日:「教育ニ関スル勅語」発布(「我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一
ニシテ……常ニ国憲ヲ重ジ国法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ
皇運ヲ扶翼スヘシ」。
1945年8月15日:「大東亜戦争終結ノ詔書」放送(「朕……茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク」、
「尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明
ヲモ破却スヘシ」、「朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常
ニ爾臣民ト共ニ在リ」、「擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ……國體ノ精
華ヲ發揚シ……」、「爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ」)。
■出会いと別れ
周学勤さん(1936年~2014年) 「朝鮮村」(三亜市田独鎮荔枝溝郷南丁)
朱学平さん(1933年~2011年) 万寧市万城鎮月塘村
王鎮寧さん(1932年~2017年) 海口市永興鎮儒東村
張応勇さん(1940年~2005年) 保亭黎族苗族自治県保城鎮
林亜金さん(1926年~2013年) 保亭黎族苗族自治県南林郷什号村
陳亜扁さん(1927年~2017年) 陵水黎族自治县本号敬老院宿舍
呉育新さん(1933年~2014年) 海口市美兰区三江镇上雲村(旧、海口市咸来鎮上雲村)
20年間に、歴史研究を職業としていないが、丹念に持続的に日本の侵略犯罪の歴史を追究し、自らが住んでいる地域の犠牲者の名を明らかにし、被害の実態を記録している人たちと出会い、おおくのことを学ばせてもらってきた。
万寧市月塘村で、澄邁県沙土(聖眼村、欽帝村、福留村……)で、瓊海市長仙聯村で、文昌市秀田村で、文昌市昌文村で、文昌市白石嶺村で、文昌市排田村で、文昌市石馬村で、文昌市林林村で、文昌市昌美村で、瓊海市北岸村で、定安県大河村で、陵水黎族自治県后石村で、陵水黎族自治県九尾村で、東方市八所村で、東方市旦場村で、東方市新街村で…………。
■「木本隧道」の道
三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会(1989年6月創立)。
紀州鉱山の真実を明らかにする会(1997年2月創立)。
海南島近現代史研究会(2007年8月創立)。
木本トンネル → 紀州鉱山の坑道 → 海南島の日本軍用洞窟 → 太平洋の島々の日本軍用洞窟 → 硫黄島の数百本のべ18キロの地下坑道(「横穴陣地」)を朝鮮人も掘らされた。
1998年6月 紀州鉱山の真実を明らかにする会、はじめて海南島「現地調査」。
2007年8月 海南島近現代史研究会創立。
9月~11月 最初の「現地調査」(紀州鉱山の真実を明らかにする会としては14回目)。
2017年12月 紀州鉱山の真実を明らかにする会としては32回目、海南島近現代史研究会としては19回目の「現地調査」。
20年間、海南島のおおくの村や都市を訪ね、日本政府・日本軍・日本企業がおこなった侵略犯罪の犠牲者、遺族、目撃者から証言を聞かせてもらうとともに、侵略犯罪の現場を「調査」。同時に、海南島民衆の抗日反日闘争の歴史をたどってきた。
佐藤正人