ICT工夫
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ダイヤモンドオンラインに、上杉隆さんの、フリージャーナリストらによる「小沢一郎懇談会」開催の意図と経緯を語ろう(2011年1月20日) という記事がでていた。その最終ページで次のようなことが書かれていたので引用しておきたい。

それは1993年、小沢氏が語ったとされ、新聞やテレビなどで再三報じられることになった「記者会見はサービスだ」という発言である。
偶然にも記者会見をオープンにした年の発言である。となると小沢氏は矛盾していないだろうか。
その点を質すと、小沢氏はこう返した。
「僕は記者会見は公共サービスだと言ったんです。政府や政党の会見は公のものでしょう。だから、新聞やテレビの記者諸君で独占するのはおかしい。公財である記者会見を公共サービスであり、公平に雑誌や海外メディアの諸君にも参加してもらおうといったわけだ。それがまったく逆の意味で使われたわけなんです」

上杉さんは、『果たして、この四半世紀、記者クラブメディアの報じてきた「小沢一郎」とは何者だったのか。ぜひとも、健全な懐疑精神を持つ第一歩として、フリーランス記者等の記事を読んでいただきたい。』と結んでいる。
「情報公開」という言葉を私はいつも念頭においてニュースや公的サイトを見ているが、「サービス」という言葉から派生する色々なことも考えさせられる・・・ service, servant, server ・・・public servant 公務員・・・

この懇談会に参加した田中龍作さんの記事 2011年01月18日、 小沢元代表「僕の支持者は微動だにしない」 がこのレポートだと分かった。こちらを先に読んでいたので、『割り勘』の居酒屋懇談会 とはどういう経緯で開かれたのかと思っていた。

上杉氏によると参加されたのは、神保哲生氏、田中龍作氏、村上隆保氏、島田健弘氏、畠山理仁氏、亀松太郎氏、小川裕夫氏、上杉隆氏、岩上安身氏、七尾功氏、江川紹子氏、寺沢有氏、伊田浩之氏 の13名とのこと。既にブックマークしている人もあるし、調べればサイトは分かるはずだから、時間を見て読んでおきたいと思う。

話は全く違うが、2011年1月18日に阿修羅に出ていた記事、社民党も共産党も「政治とカネ」「説明責任」と騒ぐ理由 には驚かされた。アメリカ人政治学者ジェラルド・カーティス教授など私は全く知らないし、話の中味はまるで Xファイルみたいな気もするが(^o^)、後で時間がある時にでもソースを確認してみようと思う。



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「脱記者クラブ」を宣言し、巨大広告主を激怒させ... (yutakarlson)
2011-01-21 11:47:20
「脱記者クラブ」を宣言し、巨大広告主を激怒させて「一流紙の名声」を得たWSJ―【私の論評】日本の新聞が一流になれないのは、記者クラブがあるから?

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」

こんにちは。現代ビジネスと言うサイトに、牧野洋氏が「ジャーナリズムは死んだか」というコラムでアメリカにも実は、昔記者クラブが存在していて、そこから抜けたWSJが一流紙に変貌したという内容の興味深いコラムを書かれています。私は、この内容を参照しつつ、日本の新聞などの報道がおかしくて、一流紙になりえないのは、この記者クラブの存在が要因であり、現在の既存メディアのここ数年続いている報道不況を考えれば、意外に20年もしないうちに、「記者クラブ博物館」なるものができて、昔はこのような形で報道が行われていたという内容が陳列されるのではないか思っています。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
 
 
 
yutakarlsonさん、情報ありがとうございました。 (ictkofu)
2011-01-21 16:13:34
yutakarlsonさん、情報ありがとうございました。
牧野洋さんの記事を読みました。
2011年01月20日(木) 「脱記者クラブ」を宣言し、巨大広告主を激怒させて「一流紙の名声」を得たWSJ アメリカにもあった記者クラブ | 牧野洋の「ジャーナリズムは死んだか」 | 現代ビジネス [講談社]
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1931

あなたがお書きになったこと・・・ http://yutakarlson.blogspot.com/2011/01/blog-post_20.html
『昔は、一般の人のニュースソースといえば、新聞などのメディアしかなかったので、本当のことを知っていた人は、ごく一握りの人だったからに違いありません。高いコミュニケーション・コストをさいてでも、情報を仕入れるお金持ちか、当事者と当事者のまわり人しか真相は知らなかったのだと思います。だから、マスコミの報道内容に関して、疑問を持つ人は現在から比較すれば、極少数だったのだと思います。』

私もその一般の人の一人に過ぎなかったのですよ。
ネットを使っていても技術情報を得て勉強する手段であって、政治、社会問題などについて個人のホームページはほとんど読むことも無かったのです。
その日のメディアサイトを見てニュースを知る、社説などを斜め読みして終わる、なんの疑問も無く・・・
甲府に来たら地元紙の社説は読めない、その点からは甲府、山梨の情報環境に関心は持ちましたが・・・

行政サイト、特に中央官庁からのIT政策の発信にも注意するようになるに従ってメディア報道とソースの関係に疑問を感じるようになりました。
牧野さんの記事に書かれていた「黒板協定」、おもしろいですね。こういう現実に気付かされるのもインターネットがあるからです。
 
 
 
補足コメントです。 (ictkofu)
2011-01-21 16:55:37
補足コメントです。
インターネット上で書かれ、論じられる「ニュース」とは実際はどのように取材されているのか、その点を考えた時に既存メディアの存在を拒絶することはできないと思っています。新聞などがニュースを流さなければ「阿修羅」や「2ちゃんねる」も投稿が無くなるかも知れません(^o^)
既存メディアが報じない限りは、それこそコストをかけて自分で取材したフリージャーナリストなどが伝えるものしか知り得ないのが「一般人」でしょう。
新聞ニュースから知って、該当する行政サイトに入ってもソースらしきものが見つからない場合もあります。
しかし、中央官庁のサイトでは「プレスリリース・報道発表記事」がかなり掲載されていることは確かです、それはおそらく「記者クラブ」に公開されたものでしょう。その点では記者と一般人は同じレベルに立てます。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/index.html
http://www.meti.go.jp/press/index.html

行政が発信する「記者会見記録」にも同じ意味があります。
http://www.pref.yamanashi.jp/chiji/kaiken/
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/content/category/63/613/329/
山梨県横内知事や甲府市宮島市長の記者会見ページはしっかりしていると思います。それを読み、ソースもたどれる事で会見内容を評価することもできます。

結論からいえば既存メディアと一般人が同じレベルで情報を得られる「情報公開」こそが最も必要なことで、それを可能にしたのがインターネットなのだということです。
その状況に至った段階で、既存メディアもジャーナリズムとは何かを考える事に回帰するだろうと思います。

すなわち「情報公開」、国民に代って情報を生みだす立場にある人々の意識改革こそが「記者クラブ的システム」を改革することにつながるのだと思っています。権力<=>情報でしょう。
 
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