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追記-学会ダイジェスト:第76回日本循環器学会、東日本大震災後に心不全が有意に増加、ACS、脳卒中も(日経メディカル オンライン 2012. 3. 20)
『東日本大震災では発災以降、心不全をはじめ、ACS、脳卒中などの循環器疾患が有意に増加していた。特に心不全の増加は、過去の大震災疫学調査では報告例がなく、東日本大震災の特徴の1つであることも浮かび上がった。東北大学循環器内科学の下川宏明氏が、3月18日まで福岡で開催されていた第76回日本循環器学会(JCS2012)のLate Breaking Clinical Trialsセッションで発表した。』 【2012-03-29 確認したので追記しました】
第76回日本循環器学会学術集会ホームページ


昨夜、確認した阿修羅で気が付きました。(千葉市)幼稚園のママ友グループ10人のうち、2歳児2人が心不全・2人が心臓不整脈。←統計では、異常事態 2012年3月25日
こういう話をどう読むかですが、コメント26番の意見は正当だと思います。
『調査すればいいじゃないか』
すべてこれに尽きるのです。適当なサンプリングでOKという話じゃない。
私は2011年9月9日の記事で、「農畜産物は抜き取り検査で安全だと言えるのか」と書きました。
これより前、2011年7月15日には、「山梨県の放射線広域調査はやり方が変です」を書きました。

同じことを繰り返し述べる必要はありませんが、
東京スカイツリー634mも統計と確率による品質管理が厳格な工程で製造された素材で、確かな技術を持つ人々により構築されていると信頼しているから人々は何の心配も無く昇って楽しめるものと思います。
城の石垣も石を切り出す過程で熟練の石工が一つずつ確認したものが使われているから、経年変化を除けば直ちに崩れるはずもないのでしょう。
たとえ政府が決めた基準値を認めるとしても、震災瓦礫の放射能汚染は確率・統計で処理して基準値以下で問題無いと判断できるようなものでしょうか。山積みになった大量の瓦礫は輸送トラックに積み込む時に一塊ずつ測定確認する以外に安全を確保できる方法は無い。焼却炉に投げ込むその時にも一塊ずつ確認する以外に方法は無い。いうなれば瓦礫にもホットスポットがあることを前提にせねばならない。
ウチの畑をメッシュ・サンプリングして確認した、大丈夫だ、しかし隣の畑も問題ないかどうかは分からない、そういうものです。
震災瓦礫を引き受けることを前提にして決議文を出す人々の思考過程は、おそらく私が書いたようなプロセスとはまるで違うと思えます。どうすれば子供たちに安全なのか、それについてご意見が伺えると私も勉強になります。

現在の結果が分かるのは5年後か10年後かも知れません。その時に私はもうこの世にいないかも知れない、いつもそういう気持ちで日々を過ごしています、常在戦場。
インターネットのセキュリティ問題を常に調べているのと同様に、原発震災でも気付いた記録だけは残しておく、それを心掛けています。


山梨県議会-平成24年3月23日 議第7号 東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進等に関する決議、公開されました(更新日:2012年3月29日)。



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