山梨で増えているそうですが、2012年1月19日掲載の時事ドットコム、【図解・社会】振り込め詐欺の認知件数(最新)によると、『東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏と愛知の1都4県で80.4%を占め、被害が特定の地域に集中。親族を装って高齢者に電話をかける際、方言を使う必要がないことが理由とみられる。』とのことです。
警察庁振り込め詐欺対策HP は実に良く出来ていて、フレームを使っているので、読者が http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/main.html フレーム内の本文も警察庁のサイトにあるページだと確認するように習慣づけることが、オレオレ詐欺のような被害にあわないことを教える仕組みになっています。(フレーム内を確認するには、IE7以上なら左目次から別なタブで開かせること、IE6なら右リックして「リンクを新しいウィンドウで開く」として操作すること)
山梨県警察本部 > 暮らしの安心情報 > 「振り込め詐欺」とは・・・・・ も出来れば埼玉県警のように一目瞭然の画像によりアピールするのが良いかも知れませんし、時事ドットコムが伝えるように、電話の応対はガチガチの甲州弁を使うのが良い、という情報を追加すると被害を防ぐのに効果的かも知れません。
鳥取県警では、振り込め詐欺(オレオレ詐欺)の被害状況 として実際にあったオレオレ詐欺の電話のやりとりを聞くことが出来ます。
茨城県警では、「振り込め詐欺」抵抗力強化映像集 ~手口を知れば見えてくる。電話の先の詐欺犯人~ という動画集が掲載されています。
ちょっと調べた段階では不明なのですが、私がもっとも関心があるのは、詐欺グループはどのようにして標的(被害者)の個人・世帯情報を知ったのか、ということです。
「助けて欲しいと電話が来たが、私には息子(甥)はいないので、おかしいと思って電話を切り、警察に届けた」 というようなニュースは私は未だ見たことが無いのです。警察記者クラブの皆さんは、是非、このような事例の有無を確認して報じていただきたい。
仮に、全てのオレオレ電話が外れなく標的に該当者がいるようなものであるなら、そういう世帯情報がどのようにして詐欺グループの手に入るのか、そこのところをしっかりと取材していただきたいと思っています。おそらくこれまで検挙した犯人グループの取り調べで、警察では入手経路がわかっている、しかし、それを世間に明らかにできない事情がある、そこがポイントでしょうか。
今年の11月に開館する新山梨県立図書館では、住民基本台帳ネットワークカードを図書館利用カードに使えるような計画が進んでいます。犯罪を誘発するようなことをやってのけるバカな人々にオレオレ詐欺の実態をシッカリ認識して貰うことも必要かも知れませんので、力のあるマスメディアの皆さんはよろしくご高配いただきたいと願っております。
「高齢者騙す詐欺で男を再逮捕 3/01 18:50」 との記事が「UTYニュースの星」に出ていました。2、300万円のお金を即座に用立てられる高齢者であることをこの容疑者は知っていた。警察では何故彼女達を標的にしたのか調べているのは当然です。
『詐欺の疑いで再逮捕されたのは、東京都の会社員21歳。 容疑者は先月7日、都留市に住む80代の女性の家に宅配業者を装って訪れ、現金300万円を騙し取った疑い。 容疑者は先月10日、身延町の80代の女性から200万円を騙し取ったとして逮捕され、その後の調べで、犯行に使った車が都留市でも目撃されていたことなどから、きょうの再逮捕に至りました。』
詐欺の標的にされないようにするのは、どこに注意すべきか、その情報が一番カンジンカナメの事です。子供たちの携帯電話にフィルタリングかけることを推進する人々が、こういう情報の有用性を知らないはずは無い。