先日の記事で4月から自賠責保険料が下がることを書いたのですが、4月直前に車検が来る人は損だとか、900円という値引き?の意味が分からないと思っていました。
たまたまアクセスログを見ていて検索エンジンから入って来られたキーワードで逆に検索してみたらとても参考になる記事が判明しました。
2008年01月30日付けのブログ、「平成20年2月・3月が車検満了日の人に、自賠責保険に関する耳寄りな情報です。」という記事によれば保険会社に言えば対応できる制度があるのだそうです。しかし保険会社は自らユーザーに説明はしない、聞かれたら答えるのだということで笑えました。(笑ってちゃいけないんですよね、でも今さら何を言ってもはじまらないから笑うだけ)
900円の値引きが無くなることについては「保険料等充当交付金」という制度の事でした、それが「損害保険料率算出機構」サイトに「保険まめ知識」というページがあり、書かれていました。
『平成14年4月1日から、政府再保険の廃止等を内容とする改正自賠法が施行されました。これに伴い、政府は、平成13年度末までの累積運用益のうち11/20を保険料等充当交付金として契約者に還元することとしました。 具体的には、契約者は、当機構の算出した基準料率から、保険料等充当交付金を控除した金額を負担するしくみとなっています。 これは、平成14年度から平成19年度までの6年間に効力が生じる自賠責保険(共済)について適用されます。このうち、平成14年度から平成16年度までの3年間については、平成13年度までの負担額と同水準になるよう厚めに交付され、平成17年度以降の3年間については、残額に応じて毎年度交付額が変更される見込みとなることが示されています。』
「損害保険料率算出機構の業務内容」というページには、2008年1月17日に届出され、平成20年4月1日以降に保険期間の始期を有する保険契約に適用される「自動車損害賠償責任保険基準料率」(http://www.nliro.or.jp/service/ryoritsu/jibaiseki200117.pdf PDFファイル)が公開されています。これが基本的なデータということになりますね。
保険料値下げの裏話?のような記事もありました--「第3回保険委員会で第123回自賠責審議会の概要を報告」(社団法人自動車会議所ニュース2007年2月)、一年前の記事です。
<自賠責保険料率検証結果と改定保険料について>
平成19年度の自賠責保険の収入純保険料約9,086億円に対し、支払保険金は約9,027億円の見込み。これにより損害率は当初見込みの106.9%より低い99.4%となり、「料率改定の必要はない」とされ、自賠責保険料は保険料等充当交付金の交付金額で決定することになった。
平成14年度から16年度まで5,840円であった保険料等充当交付金は、平成17年度1,950円、平成18年度1,050円を経て、平成19年度は 900円となる。このため、平成19年度の自家用乗用車24ヵ月の保険料のユーザー負担は平成18年度に比べ150円増となる。
私のように保険も行政も素人でも、その中で何が行われているかは分かりました。インターネットってやっぱりスバラシイですね(^o^) 「耳寄り情報」をお書きになった「くづ」さんに感謝!