2008年2月18日、山梨県議会の2月定例会が開会しました。横内知事説明要旨から甲府市活性化に関する部分を記録しておきたいと思います。下線は私が点けたものです。漢数字をアラビア数字に、明年度は2008年度などに修正して将来読み直す時の勘違いを防ぎました。
甲府駅北口県有地は、県内外の情報が行き交い、人々の交流の結節点となりうる場所であることから、去る1月に、新県立図書館整備検討委員会より、新県立図書館の建設場所として適当であるとの報告をいただきました。
そこで、この報告を尊重し、新県立図書館については、北口県有地に設置する方向で検討して参りますが、北口県有地については、新県立図書館を設置してもなお、敷地に余裕があることから、県民の共有財産として有効活用することが適当と考え、図書館と連携させながら、高度情報化拠点を整備し、全体を高度情報エリアとして活用して参る考えであります。
高度情報化拠点には、情報通信産業を誘致するとともに、情報の受発信や人々の交流を支援する諸機能を整備するなど、本県における情報産業の発展、ひいては本県の活性化の起爆剤的な役割を発揮するよう、積極的に取り組んで参ります。
今後は、図書館と連携した高度情報化拠点の在り方などを検討し、2008年度のできるだけ早期に全体構想をお示しして参ります。
更に、甲府市中心市街地の活性化に向けて、紅梅地区再開発ビルへの宝石美術専門学校の移転整備を着実に進めるとともに、 商店街でヴァンフォーレ甲府の試合中継を実施して賑わいを創出する事業や、甲府駅前の通り沿いなどでの甲州ワインを活用したイベント、県内大学生に対する中心市街地活性化のアイデア募集などを実施して参ります。
県庁舎につきましては、別館や県民会館など5庁舎の耐震性は著しく低く、放置しておくことができない状況にあります。
特に、災害発生時に、警察本部や子どもの安全を担う教育委員会の機能が停止するということは、県民の安全・安心を確保する観点からもあってはならないと考えているところであります。
そこで、2007年7月より、学識経験者を含めた「県庁舎の耐震化に関する検討委員会」を設置して、耐震化等整備の在り方について検討をいただき、去る1月に最終報告書の提出を受けたところであります。
県としては、検討委員会の提言も踏まえ、県民会館などの4施設を県民情報プラザ及び第二南別館の敷地内に新庁舎として集約建て替えを行い、そこに防災機能を集約することとし、別館については、文化財的価値も考慮する中で、耐震改修を行って、保存・活用していくこととしたところであります。
2008年度は、基本計画の策定や新庁舎に整備すべき防災拠点機能の調査を行うとともに、相当の経費削減が図られる可能性のあるPFI方式の導入について調査検討して参ります。
1.図書館を建設しても敷地に余裕があるからという理由だったことが分かりました。私としては駐車場は地下、地面は緑地公園にすべきだと思っています。日比谷公園のような広い緑に囲まれた図書館が希望です。地面に車が並んでいる広大な駐車場の姿は、県都入口には全く似合いません。そのような事は郊外大型SCだけにとどめておくべきです。
2.商店街でヴァンフォーレ甲府の試合中継を実施することが、知事政策に出て来なければならないほどの中心商店街なのでしょうか、山梨県の予算で大昔のプロレス中継のように街頭テレビ大型スクリーンを設置される事を希望する中心商店街なのでしょうか。甲府銀座のポケットパークにスクリーンを置くくらいいつでも出来ます。
宝石美術専門学校の移転は素晴らしいアイディアだと思います。もし甲府北口に本当に敷地の余裕があり財政的に可能なら、県立大学の情報科学部門を移転したらよいと思います。それは図書館の隣接施設として学術文化都市甲府の入口に似合います。