ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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9日、またまた大雪です、今回は3日以上に積もるようです。明日は晴天と予報されても外出できるかどうか。

2008年2月9日の毎日新聞山梨版と読売新聞山梨版が地元の対応について続報しています。
1.地元、笛吹市(行政)、警察の三者(15名出席)で協議し、相互に連携を図って住民主体の反対運動を進めていく方針を確認した
2.地元運動の規模を広域化して拡大する
3.笛吹市は総務課に専用の相談窓口を設けた
というのが記事の要点です。
荻野正直市長は「市民の安全と安心をいかに確保するかが使命。団結して対処し、暴力団の進出を何としてでも住民とともに阻止したい」(読売新聞)、「市民の安全、安心をいかに確保するかが大切。住民の皆様と一緒に事務所移転を阻止したい」(毎日新聞)と表現のニュアンスに微妙な違いがありますが市長の思いは伝わります。

暴力団問題を読むと、私は黒沢明の名作「七人の侍」という映画の事を思い出します。これは西部劇にもリメイクされたし、その西部劇でも「荒野の決闘」や「真昼の決闘」のように住民と保安官とアウトロー集団という構図が描かれていました。でも私は東映の「仁義なき戦い」というヤクザ映画のシリーズは全く見ていませんし、関心も持ちませんでした。
先日のブログにも書いたように、私は学校の教科書には出て来ない「任侠」という「思想」についてもっと知りたいと思うことも多いです。芸術や宗教、思想は個人の心に芽生えたものから発するのだと思いますが、それを「利用」する人が現れた時に個人の内面に留まらずに社会性をもってくるものだと思います。社会性とはイコール経済的意味という事かも知れません。暴力団問題というのは法律がどうとか言う以前の、人間や社会についての広く深い考察のきっかけになると、時々思っているのです。
私がリアルにそのシーンに直面した時、どう考えてどんな行為ができるだろうか、自らに恥じなく処すことができるだろうか、そのイメージトレーニングも必要だなと感じながら記事を読みました。難しいです、これは本当に難しい、少なくとも私は「利用する」側には立たないことは確かだとは思うのですが・・・

読売新聞 東油川地区では9日、約30人を集めた拡大役員会を開き、本格的な反対運動を進める方針を最終決定する。 11日には、同地区と周辺の計10地区の区長を集めて臨時区長会を開き、近隣地区の住民にも運動への協力を求める予定という。
毎日新聞 県警などによると、甲府市青葉町に事務所を構えていた同組は1日、笛吹市石和町東油川に事務所を開設したとみられる。新事務所とされる建物の隣には7日、新たに10畳ほどのプレハブが建ち、昼間には多いときで10~20人ほどが出入りしているという。



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