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8月12日に野中さんのブログで「バイオ燃料に優遇税制、混合分をガソリン税免除」という記事に気が付きました。ソースとなった記事は読売新聞2007年8月12日の経済ニュースで、「バイオ燃料に優遇税制、混合分をガソリン税免除に」というものですね。


経済産業省は、地球温暖化対策につながるバイオ燃料の普及を後押しする新たな優遇税制を、来年度にも導入する方針を明らかにした。
 ガソリンにバイオ燃料を混ぜた場合、バイオ燃料分のガソリン税を免除する。同省と農林水産省、環境省が共同で来年度の税制改正要望に盛り込み、政府税制調査会で本格的に検討される見通しだ。自動車などの運輸部門で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすため、税制面で支援する。
 具体的には、バイオ燃料をガソリンに混ぜた場合、1リットル当たり53・8円のガソリン税(揮発油税と地方道路税)を、軽油に混ぜた場合は同32・1円の軽油引取税を、それぞれバイオ燃料分について非課税とする方針だ。
 3%のバイオエタノールを混ぜたガソリンは、1リットル当たり1・61円の減税となる。現在はバイオ燃料をガソリンに混ぜても、すべてにガソリン税が課せられている。
 一方、バイオエタノールの価格はガソリンよりやや高い。ガソリン価格を1リットル当たり145円、バイオエタノールの輸入価格をガソリンより1割ほど高いと仮定すると、単純計算では3%の混合燃料は1リットル当たり0・43円ガソリンより高くなる。しかし、バイオエタノール分が非課税なら逆に1・18円安くなる。
 現在、国内ではガソリンへのバイオ燃料の混合割合は3%が上限だが、今後、割合を増やす技術革新が進めば、非課税によるバイオ混合燃料の割安感は一段と高くなる。低燃費車などの自動車税を軽減する「自動車グリーン税制」と同様に、燃料についてもグリーン税制を整備して、バイオ燃料の普及を図る。


実は私は化学にはからきし弱いのです、高校の化学で完全にアウトになりました、あの化学式(亀の子)がまったく理解できなかったことから中学ではそれなりに判っていたつもりの化学の世界は私から離れていきました。生物学もそれと似たようなもので私の理解の範囲を越えているので、それらが合わさった環境テーマは私にとっては遠目に見るだけで避けて通りたい世界です(^_^;)

したがって野中さんが紹介された「バイオ燃料が家計を襲う」とか「バイオ燃料ビジネス最前線」などの記事に出てくる「バイオエタノール」だの「発酵」だのいう言葉もどういう科学的な説明ができるものなのかは分かりませんが、直感的には「おいおい、ちょっと待ってくれよ」という感じにはなりますね。
8月15日終戦記念日ですが、子供のころに年寄りから聞かされた話、日本は石油が無くて飛行機が飛ばせなくなった、みんなでサツマイモとか松やにとかそういうものから燃料を作る仕事もした・・・(記憶が曖昧です)・・・という話を思い出します。
そう言えば最近のニュースでもトウモロコシの生産がどうとか、値段がどうとか記事を目にしたことがありますが、食料自給もままならない日本で何やってんだという感じにはなりました。「バイオ燃料が家計を襲う」の記事が書いているように、「もったいない」と思うのが当然でしょう。

実はこういう優遇税制などの話を聞くとガソリン価格に含まれているガソリン税に対して、さらに消費税がかけられているという「税金に税金がかかる」問題を思い出します。このJAF(日本自動車連盟)の記事に気が付いた時、ガソリンのレシートを見直しました。私は確定申告している事業者として預り消費税の納付についても支払消費税も別勘定できるシステムですから、いずれなんらかの行動を起こしてみたいと思っています。
このことを思い出しながら、このことに付け加えて『リサイクルについては地デジで使えなくなるテレビのリサイクル料金を誰が負担すべきかという問題を感じます。私は国産大豆のオイシイ納豆をいつまでも食べたいです(^o^)』と、野中さんの記事にコメントを付けました。

まあ、税金問題は仕方ないとして、テレビや特にパソコンのリサイクル問題は私の仕事に直接関わります、クライアントさんにアドバイスもせねばなりません。地デジ移行により廃棄されるテレビのリサイクル料金は大きな問題になると感じています。「不要になった廃棄物」じゃなくて「国策で不要にさせられた廃棄物」の処分に関する費用の負担者は誰であるべきかという問題でしょう。既にリサイクル料金を含めて購入している人々との公平性も考えねばならない訳です。
その事を考えながら、食糧を燃料にしてしまうという「もったいない」問題は今後も関心を持ちつづけていこうと思います。



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