山梨県教育委員会と県立図書館が共催する「県立施設開放文化講座」というプログラムが続いていて、平成17年から始まった「山梨人物百科」というカテゴリーがあります。その第8期が「郷土史に輝く人々~山梨と芸術家たち~」のテーマで8月17日、18日、19日の三日間にわたり県立図書館の地下講堂で開催されました。最終日の19日は「夢を吐く絵師」と題し竹中英太郎記念館の主宰さんが竹中英太郎に関して講演されました。
昨年の第6期で「武田家の家臣」というテーマがあり風林火山との関係で聴講したかったのですが機会を逃し、今回初めて県立図書館の地下講堂に入りました。150席程の階段シートになっていました。でも前の座席との間隔が狭くて窮屈でした。
夏風邪が抜けない上に寝不足という悪コンディションでしたが、分かりやすいお話に引き込まれて居眠りすることはありませんでした(^o^)
竹中英太郎を取り上げた昔のテレビ番組を編集したビデオが上映され、私はその当時には竹中英太郎を知らずそれらの番組を見たことも無く、実に参考になりました。
「父を語る」と題してお話された館長さんの日記に当日の写真があります。父親の吐き出された夢を記念館という形あるものにして引き継いでおられるのだと感じました。その形から何を学び自らの生き方の中に取り入れることができるかは私自身の問題です。
最後に図書館長が閉会の辞で述べられたのですが、作家の生涯を知る事で作品への理解が一層深まるということ、それは実感します。
私は馬鹿の一つ覚えの方法論で何事も歴史-理論-政策の三本柱の上で考えがまとまらないと落ち着かないのですが、竹中英太郎・竹中労についてどうやら入口が見えてきたと感じた講演でした。まだまだ先は長いです。