ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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28日小瀬武道館会議室で開催された講演会+シンポジウムをもって山梨県内開催の2007年情報通信月間イベントも終わりました。
山梨市、勝沼ぶどうの丘、そして今回の小瀬と今年は丹念に情報を集めていたので、全てのセミナー・講演会に参加できました。
どうしても時間がなくて富士河口湖町での地デジ関連展示会は行かれませんでしたが、以前から少しずつ調べていた国、山梨県、甲府市に関わる地域情報化の基本的な経緯に関するある程度の知識を持って聞くことができたセミナー、講演、シンポジウムはとても役に立ちました。

山梨県に限らず地方での地域情報化とはまず行政の情報化が中心になって進行してきたと私は考えています。民生用インフラについては自治体の長期計画などには述べられていても実行は進まなかった数年を過ごしてきたものと感じています。

ブロードバンドゼロ地域を2010年までに解消するという総務省・国の施策達成は「ゼロ地域」の定義次第でしょう。
2007年3月末現在(平成年6月15日総務省発表)のブロードバンド整備状況は世帯数で見た時に全国平均で95.2%、山梨県は93%ということです。しかし、市町村単位で見た時には山梨県は既にゼロ地域、すなわちブロードバンドと定義されるADSL、CATV回線、光回線のいずれも全く利用できない市町村は無いという結果が示されています。これはPDFファイルで公開されていますが、18年3月末現在では芦川村と小菅村がゼロ地域でした。その後芦川村は合併により笛吹市になり、小菅村にはBフレッツが届いたようです。小菅村、丹波山村は局番 0428 です。NTTは東京管内で収容ビルは青梅小菅、青梅丹波山ということです。
ちなみに道志村道の駅は0554-52-1811ですが、ここは光もADSLも非接続です、しかし、総務省のマップを見ると道志渓谷キャンプ場付近がブロードバンド対応で、ここの電話番号は0427-87-0088、収容ビル津久井青野原/津久井鳥屋/津久井青根ということがNTTサイトから判ります。

世帯数で見た時に山梨県の残り7%について、ワイヤレスブロードバンドという方法が考えられることを今回は勝沼のセミナーで知りました。
小瀬での話ではNTTがラストワンマイルをやれる部分は既に私企業としての限界まで終わっていて、これ以上は望めない状況まで来ていると私は理解しました。

そうなると残り7%の世帯にブロードバンドを提供するには、まずそれがどこの町村のどこの集落がカウントされるのかを詳細に調べてから考えるしかありません。県内各市町村とは言いません、甲府市だけでも詳細なデータがWebページで見えるとありがたいです。

三つのセミナー、講演会の記録はホームページに書き残す予定です。冒頭に書きましたが県内のICT関連の組織・団体構成について熟知していて、それぞれのサイトを丹念にウォッチする、総務省関東総合通信局のサイトなど全国組織サイトの情報にも注意している、そういうことを続けないと「情報通信月間」の県内イベントについて情報を集約できませんでした。
インターネットオタクの私としては「地域情報化」って言葉の意味が私なんかが考えるのと違って、何かひどく誤解されてるんじゃないか、それとも私の方が誤解してるのか、そんな事を考えつつ悶々と過ごした2ヶ月でした。



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