きのうのブログで、新野辺の住吉神社を紹介したが、場所の問い合わせがあった。
新野辺の住吉神社は、最近はあまり知られていないようだ。下の地図でj神社の場所を確認して欲しい。
新野辺の住吉神社は、適切な表現ではないが、昆虫が羽と脚をとられているように見える。
かつて境内には松が生い茂っていたという記録(社寺明細帳・天明二年)がある。
今は、広い境内の一角にちょこんと本殿があるだけである。公園の賑わいもない。
『加古川市誌(第二巻)』にある住吉神社の写真では、大きな拝殿があり、かつての姿をとどめている。
社殿(本殿)の前に一対の常夜灯と宝暦十二年(1762)寄進の狛犬がある。
そして、本殿の前に一対の灯籠がある。
向かって左の灯籠の文字は、はっきり読むことはできなかったが、右の灯籠は、延享二年(1745)正月 綿屋源四郎寄進の灯籠である。
江戸時代、加古川地方、特に浜手は綿の生産が盛んであった。
綿屋源四郎は、どんな人か確かめることはできないが、綿を商う商人で、商売繁盛のお礼の印に灯籠を奉納したのであろう。
*『加古川市誌(第二巻)』参照
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