法華口から永室まで、お地蔵さんを訪ねて歩きましたが、話題を変えます。
お地蔵さんを訪ねて法華川谷川沿いを散策していると、2007年11月に雑郷(ぞうごう)を訪ねたことがなつかしく、久しぶりで雑郷へ寄ってみました。
再度、「雑郷」を取り上げます。
雑郷(ぞうごう)
*2007年11月24日の再掲です。(少し変えています)
志方町出身でない方には、あまり馴染みのない地名だと思います。
地図で確かめて出かけたのですが、近くに来ていたのでしたが分かりません。
それらしい道を行ったのですが、対向車があったら「万事休す」の道です。
地図にある池(雑郷池)がみつかりました。
さらに木立をぬけると、小さな平地と数件の家が現れました。
どうやら雑郷(写真)に着いたようです。
雑郷は、収穫を終えているが棚田に囲まれた谷あいの村です。
周囲が山のせいか風がありません。近くを走る山陽自動車道の騒音もここまで聞こえてきません。
ここは、まさにシャングリ・ラ(Shangri・La)のような集落です。
*シャングリ・ラ…桃源郷
農家の庭先に無断駐車をして写真を撮っていたら、お爺さんが出てこられ、しばらく話をしました。
雑郷は、「二軒が入船姓、一軒が大城戸姓の三軒だけで、いまは小学生も中学生もいない」とのことでした。
つまり、三軒の加古川市志方町東志方雑郷です。
雑郷について『志方町誌』は「・・・明治14年の調査によると、10戸・人口54人で、おそらくこの頃が一番栄えた時代であろう・・・」と書かれています。
以上が2007年のブログの記事です。
お聞きすると現在、あれから雑郷は一軒が減り、現在二軒の集落となったそうです。
*写真:現在の雑郷(8月24日撮影)
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