『火の路(松本清張)』を読む
きょう(28日)、先日から読み始めていた小説を読終えました。
朝の9時ごろから3時頃まで、小説の終わりカ所を「うんうんと言いながら」読み終えました。
小説は『火の路(松本清張)』(文芸春秋・上下二巻)です。
先日、ある自治会で、その自治会を中心とした歴史学習会を持ちました。たくさん集まっていただきました。
ある人から「生石神社(おうしこじんじゃ)について知りたいですね」という声がありました。(その地区は、生石神社(石の宝殿)の氏子の地区)
もう25年以上も前になりますが、生石神社について、調べ始めたことがありました。
その時は、現職で、いそがしく途中で中断していました。
小説『火の路』は、その時に買った小説です。
でも、「小説の一部に生石神社(石の宝殿)について書かれていたな・・・」ということ以外、内容等は完全にわすれていました。
今、少し暇な時期ですので、『火の路』を読み返しました。
小説というには、少し読みづらい内容です。というのは松本清張氏の古代史の研究がやや専門的に、各所にちりばめられているためです。
「うんうんと言いながら読みました」と書いたのはそのためです。
いつか、「石の宝殿」の話をしましょう
今回は、再び「石の宝殿」に凝ってみようと計画しました。
そのため歴書を読むように線を引きながら小説を読みました。
資料を重視する歴史家には書けない、全く観点の違った小説(話)です。
でも、そこは小説です。最後はジーンとして涙が出てきました。
いま、「円照寺の花たち」を連載していますが、いつか「石の宝殿」についても報告したくなりました。もちろんもう少し勉強してからになりますが・・・(来年ぐらいになりそうです・・・)(no3160)
*挿絵:石の宝殿(松本清張・『火の路』p335 より)
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