ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

上荘町・平荘町探訪:みとろ苑(旧大西家)

2009-04-19 08:48:50 |  ・加古川市上荘・平荘町

Taira_131_2  3月21日の神戸新聞は、「名勝・庭園に続く朗報」・「国登録有形文化財に」のタイトルで「みとろ苑・旧大西家」を大きく報じた。

 上荘町の歴史を語るとき、旧大西家(写真)をぬかすことはできない。

 きょうは、神戸新聞の記事から一部転載させていただく。

 ◇みとろ苑・国登録有形文化財に◇

 江戸時代後期から明治初期にかけて綿花栽培で財産を築いた地主・大西家の別宅として、1918(大正7)年に完成した。

 当時、凶作に見舞われた農民に仕事を与えるため建設されたという。

 1938(昭和13)年に財団法人農村文化協会に寄付され、1965(昭和40)年ごろから料亭として活用されている。

 宴会場などに使われる大広間棟は、南北が庭園に面し開放的な造り。

 広間は畳敷きの縁側が囲み、欄間には凝った意匠が施されている。

 渡り廊下は、窓枠の四隅を丸く削った「隅切り」の窓があり、細やかな職人技を感じさせる。

 浴室天井は、放射状のヒノキ材を並べて中央に換気口を設け、独特の造形美を見せる。

 表門は、下部は板張りで上部は土壁。

 東西両側に塀が続き、歴史的な風格を漂わせている。

 ・・・・・

 (3月21の神戸新聞より)

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