3月21日の神戸新聞は、「名勝・庭園に続く朗報」・「国登録有形文化財に」のタイトルで「みとろ苑・旧大西家」を大きく報じた。
上荘町の歴史を語るとき、旧大西家(写真)をぬかすことはできない。
きょうは、神戸新聞の記事から一部転載させていただく。
◇みとろ苑・国登録有形文化財に◇
江戸時代後期から明治初期にかけて綿花栽培で財産を築いた地主・大西家の別宅として、1918(大正7)年に完成した。
当時、凶作に見舞われた農民に仕事を与えるため建設されたという。
1938(昭和13)年に財団法人農村文化協会に寄付され、1965(昭和40)年ごろから料亭として活用されている。
宴会場などに使われる大広間棟は、南北が庭園に面し開放的な造り。
広間は畳敷きの縁側が囲み、欄間には凝った意匠が施されている。
渡り廊下は、窓枠の四隅を丸く削った「隅切り」の窓があり、細やかな職人技を感じさせる。
浴室天井は、放射状のヒノキ材を並べて中央に換気口を設け、独特の造形美を見せる。
表門は、下部は板張りで上部は土壁。
東西両側に塀が続き、歴史的な風格を漂わせている。
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(3月21の神戸新聞より)
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