ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

上荘町・平荘町探訪:報恩寺研究②・宇都宮長老

2009-03-05 12:21:25 |  ・加古川市上荘・平荘町

Taira_026 報恩寺の五輪塔の主は、宇都宮長老である。

 宇都宮長老とは、どんな人物だろうか。

 宇都宮長老について、『東播磨の歴史(2・中世)』(神戸新聞出版センター)で山本祐作氏は、分かりやすく解説されておられるのでお借りしたい。

 ◇宇都宮長老と報恩寺◇

 ・・・・宇都宮長老がどんな人だったかについては、播磨の中世地誌『峰相記(みねあいき)』のなかに、宇都宮長老という僧が、宿願にて法華山(一乗寺)の講堂を造った。

 正中元年(1324)、十一月二十七日の上棟、建武二年(1335)に文観上人をもって供養おわんぬ(されました)。

 西国一の大堂なり・・・

 文観上人と宇都宮長老との結びつきが分かります。

 このことからも、法華山一乗寺が(真言)律宗寺院として栄えていたと同時に、宇都宮長老が法華山の前住職であり、その後報恩寺で亡くなったことが分かります。

  *以上『東播磨の歴史(2・中世)』より

 突然、僧・文観、「真言律宗」という宗派が登場する。

 文観・宇都宮長老・真言律宗について、また報恩寺との関係をさらに調べる必要がある。

*『東播磨の歴史(2・中世)』(神戸新聞出版センター)参照

 写真:報恩寺(加古川市平荘町山角)

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