宇治市図書館、京都府立図書館、国立国会図書館に加えて、大阪の府立図書館と市立図書館の利用カードを持っています。京都市立図書館は宇治市民に本を貸してくれませんが、大阪は府民や市民でなくても貸してくれるのです。
太っ腹というか、「関西の首都」という自負があるのでしょうか。しかも、大阪市立図書館の蔵書はスケールが大きく、私が探す本はほとんどの場合見つかります。
先日ご紹介したバードウォッチャーの映画『The Big Year』に原作があると知って蔵書を検索すると、他の図書館にはないのに大阪市立ではヒットしました。
早速借りて読んだところ、意外にも原作はドキュメンタリーでした。著者は2000年のピューリッツァー賞を受賞した新聞記者。映画(DVD)はコメディ仕立てですが、原作は文章にユーモアがあるものの、コメディではありません。
映画の原作本『ザ・ビッグイヤー』は400頁のハードカバー
ということは、1年間の種類数を競うコンテスト(ザ・ビッグイヤー)が北米で開催されること、その参加者が一人で700種類以上の野鳥を観察すること、そのために6万ドルも出費することなどは事実ということです。
著者はあとがきで、「3人の参加者に数百時間インタビューし、彼らの日記や領収書を元にして書いた」と述べています。
日本にも、1日に何種類の鳥が観察できるかを競う「バードソン」というコンテストがあり、私もお手伝いしたことがありますが、目的は募金です。
アメリカで実際にこういう競技会が行われていることも驚きですが、希少種の出現情報を有料で提供するサービスがあることにも驚きました。私は珍鳥派ではないので知りませんが、日本にはまだそういうサービスはないはずです。
いろいろ面白いことも書いてあります。珍鳥を追いかけるバーダーをパパラッチに例えたり、「(種類数を競う)バードリスティングはスポーツである」とも表現しています。また、賞賛なのか揶揄なのか、優勝者のことを「彼はバーディング・マシンだ」とも書いています。
私も鳥を見始めた頃はライフリスト(生涯に見た鳥の種類数)を増やすことに喜びを感じていましたが、今はその正確な数も忘れました。
鳥を追い求める点ではパパラッチかも知れませんが、スポーツやゲームにはしたくないし、機械にもなりたくないです。「バードウォッチングとバードリスティングは別物」というのが私の読後感。
そうだとしても、鳥好きなら最初から最後まで興味津々で読める本です。お近くの図書館で所蔵していなければ、アマゾンで販売していますので、ぜひご一読ください。
太っ腹というか、「関西の首都」という自負があるのでしょうか。しかも、大阪市立図書館の蔵書はスケールが大きく、私が探す本はほとんどの場合見つかります。
先日ご紹介したバードウォッチャーの映画『The Big Year』に原作があると知って蔵書を検索すると、他の図書館にはないのに大阪市立ではヒットしました。
早速借りて読んだところ、意外にも原作はドキュメンタリーでした。著者は2000年のピューリッツァー賞を受賞した新聞記者。映画(DVD)はコメディ仕立てですが、原作は文章にユーモアがあるものの、コメディではありません。
映画の原作本『ザ・ビッグイヤー』は400頁のハードカバー
ということは、1年間の種類数を競うコンテスト(ザ・ビッグイヤー)が北米で開催されること、その参加者が一人で700種類以上の野鳥を観察すること、そのために6万ドルも出費することなどは事実ということです。
著者はあとがきで、「3人の参加者に数百時間インタビューし、彼らの日記や領収書を元にして書いた」と述べています。
日本にも、1日に何種類の鳥が観察できるかを競う「バードソン」というコンテストがあり、私もお手伝いしたことがありますが、目的は募金です。
アメリカで実際にこういう競技会が行われていることも驚きですが、希少種の出現情報を有料で提供するサービスがあることにも驚きました。私は珍鳥派ではないので知りませんが、日本にはまだそういうサービスはないはずです。
いろいろ面白いことも書いてあります。珍鳥を追いかけるバーダーをパパラッチに例えたり、「(種類数を競う)バードリスティングはスポーツである」とも表現しています。また、賞賛なのか揶揄なのか、優勝者のことを「彼はバーディング・マシンだ」とも書いています。
私も鳥を見始めた頃はライフリスト(生涯に見た鳥の種類数)を増やすことに喜びを感じていましたが、今はその正確な数も忘れました。
鳥を追い求める点ではパパラッチかも知れませんが、スポーツやゲームにはしたくないし、機械にもなりたくないです。「バードウォッチングとバードリスティングは別物」というのが私の読後感。
そうだとしても、鳥好きなら最初から最後まで興味津々で読める本です。お近くの図書館で所蔵していなければ、アマゾンで販売していますので、ぜひご一読ください。
この本は読んでみたいですね、ドキュメンタリーであるというのでなおのこと。
私の場合は日常生活の中で鳥を見る、鳥だけではないですが、というのが基本姿勢なので、その中で珍鳥が現れれば喜びますが、確かに珍鳥を追いかけてわざわざ行くことはないですね。
ただし、カワセミやガンカモハクチョウなど、私がいつも行く環境にいない「普通の」鳥をわざわざ見に行きますが、だから私もfagusさんと同じくらいのレベルのパパラッチではあるかな(笑)。
私の鳥見の夢は、日本では迷鳥である、ビートルズが歌ったBlackbird「クロウタドリ」をA公園で見ることです。
夢が小さいなぁ、と自分では思うのですが(笑)。
先日、ネットで調べ物をしていたら、ポール・マッカートニーはバードウォッチャーであるという情報を得ました。
だから、そちらのブログでも採り上げておられたように、鳥の歌が多いんですね。
ついでながら、女優のキャメロン・ディスもバードウォッチャーだそうです。