アメリカのある研究者によると、米国内の鳥の死因の第3位は車への衝突、第2位はビルへの衝突、そして第1位は猫による捕食とのこと。猫を飼っていない私でも「ホンマかいな?」と眉に唾をつけたくなりますが、別の研究チームが米国内では年間14億~37億羽の鳥が猫の犠牲になっているという論文を発表しました。
飼い猫や野良猫による捕食を統計としてまとめ、体系的に分析したそうです。鳥だけでなく、ネズミやリス、ウサギなど小型ほ乳類も推計していて、その数は鳥より多い69億~207億匹。
北米のような温暖な地域では、屋外に出る猫は1匹あたり毎年30~47羽の鳥、177~299匹の小型ほ乳類を捕食していることが過去の調査で分かっているそうで、米国にはおよそ8400万匹の飼い猫がいて、そのうち数百万匹は屋外に出ない一方、野良猫が3000万~8000万匹いると推定。これらから上記の数字を算出したのです。
小鳥を捕食する猫(pixabay)
カナダの環境省も、年間2億羽の鳥が猫に殺されており、最も多い鳥の死因が猫であると発表しています。そして、「飼い猫を家の中にとどめておくことで、カナダだけで毎年 2 億羽の鳥を救うことができる」とアピールしています。
米国にはアメリカ野鳥保護協会という団体があり、Cats Indoors、つまり飼い猫を屋内に閉じ込めるか紐でつなごうというキャンペーンを展開しています。
巣箱のヒナを狙う猫(pixabay)
猫による野生生物の被害が深刻なのは島。国際自然保護連合が毎年更新しているレッドリストによると、島に生息する猫が原因で絶滅した動物は鳥類、ほ乳類、は虫類合わせて33種に上るとか。
そういえば、日本でも北海道の天売島ではウトウを、小笠原諸島ではアカガシラカラスバト(亜種)を、沖縄ではヤンバルクイナを守るために野良猫を捕獲しています。
鳥も好き、猫も好きという方には悩ましい問題ですね。
飼い猫や野良猫による捕食を統計としてまとめ、体系的に分析したそうです。鳥だけでなく、ネズミやリス、ウサギなど小型ほ乳類も推計していて、その数は鳥より多い69億~207億匹。
北米のような温暖な地域では、屋外に出る猫は1匹あたり毎年30~47羽の鳥、177~299匹の小型ほ乳類を捕食していることが過去の調査で分かっているそうで、米国にはおよそ8400万匹の飼い猫がいて、そのうち数百万匹は屋外に出ない一方、野良猫が3000万~8000万匹いると推定。これらから上記の数字を算出したのです。
小鳥を捕食する猫(pixabay)
カナダの環境省も、年間2億羽の鳥が猫に殺されており、最も多い鳥の死因が猫であると発表しています。そして、「飼い猫を家の中にとどめておくことで、カナダだけで毎年 2 億羽の鳥を救うことができる」とアピールしています。
米国にはアメリカ野鳥保護協会という団体があり、Cats Indoors、つまり飼い猫を屋内に閉じ込めるか紐でつなごうというキャンペーンを展開しています。
巣箱のヒナを狙う猫(pixabay)
猫による野生生物の被害が深刻なのは島。国際自然保護連合が毎年更新しているレッドリストによると、島に生息する猫が原因で絶滅した動物は鳥類、ほ乳類、は虫類合わせて33種に上るとか。
そういえば、日本でも北海道の天売島ではウトウを、小笠原諸島ではアカガシラカラスバト(亜種)を、沖縄ではヤンバルクイナを守るために野良猫を捕獲しています。
鳥も好き、猫も好きという方には悩ましい問題ですね。
鳥、飛べる鳥が殆どでしょう。それなのに猫の被害にですか。
>ヤンバルクイナを守るために野良猫を捕獲
ヤンバルクイナは守ってあげて欲しいです。大事な鳥です。
オオカマキリは小さい内は蛙に食べられて、大きくなると蛙や小鳥(首が赤っぽい小鳥)まで捕まえていました。映像をご覧にならないと信じられないと思いますが、鎌でがっちりと首を攫んでいました。
https://www.nhk.jp/p/darwin/ts/8M52YNKXZ4/episode/te/16VW9RW94K/
鳥を食べるクモもいるそうです。外国の話ですが。
日本でも猫に捕食されている鳥はたくさんいるでしょうね。