車からバイクに乗り換えると、いつも走っていた道なのに新しいものを発見することがあります。先日、宇治川の堤防をバイクで走っていると、白い綿雪のようなものがたくさん漂っていました。
車の時は気づきませんでしたが、川岸に生えているヤナギの綿毛が飛んでいるのです。バイクを止めて河原に降りて撮ったのが下の写真。
(宇治川の河原に生えているヤナギ)
ヤナギは種類が多くて識別が難しいので敬遠していましたが、これは多分コゴメヤナギ。今頃になると実が烈開し、風にあおられて飛んだ綿毛が種を運ぶのです。この綿毛を「柳絮(りゅうじょ)」と呼ぶそうです。
(小さな白い綿毛)
明治の文豪・幸田露伴の娘の幸田文(あや)さんは木のエッセイをたくさん遺していますが、その娘の青木玉さんも同じように樹木のエッセイを書いています。その中に、フィンランドで柳絮(りゅうじょ)を見た時のことを、「歩いて行こうとする先から、こちらへ向って流れてくる。あれ? と思って後ろを振り返ると小さな白いものがふわふわと、あるかなしかの風に浮遊していた」と記しています。
(綿毛を飛ばす実)
ヤナギをたくさん植えている中国では、毎年この柳絮(りゅうじょ)が舞い上がり、洗濯物にくっついたり、アレルギーを引き起こすので苦情が出るとか。その中国ではこの初夏の風物詩を「柳雪」と呼ぶそうです。
また、北海道にはポプラがたくさん植樹されていますが、ポプラはヤナギの仲間なので同じように白い綿毛がたくさん浮遊し、洗濯物に付着して苦情が出ると札幌のブロガーguitarbirdさんに教えていただきました。
被害のある方は、「柳雪」とか「夏の雪」とか悠長なことは言ってられないでしょうね。
車の時は気づきませんでしたが、川岸に生えているヤナギの綿毛が飛んでいるのです。バイクを止めて河原に降りて撮ったのが下の写真。
(宇治川の河原に生えているヤナギ)
ヤナギは種類が多くて識別が難しいので敬遠していましたが、これは多分コゴメヤナギ。今頃になると実が烈開し、風にあおられて飛んだ綿毛が種を運ぶのです。この綿毛を「柳絮(りゅうじょ)」と呼ぶそうです。
(小さな白い綿毛)
明治の文豪・幸田露伴の娘の幸田文(あや)さんは木のエッセイをたくさん遺していますが、その娘の青木玉さんも同じように樹木のエッセイを書いています。その中に、フィンランドで柳絮(りゅうじょ)を見た時のことを、「歩いて行こうとする先から、こちらへ向って流れてくる。あれ? と思って後ろを振り返ると小さな白いものがふわふわと、あるかなしかの風に浮遊していた」と記しています。
(綿毛を飛ばす実)
ヤナギをたくさん植えている中国では、毎年この柳絮(りゅうじょ)が舞い上がり、洗濯物にくっついたり、アレルギーを引き起こすので苦情が出るとか。その中国ではこの初夏の風物詩を「柳雪」と呼ぶそうです。
また、北海道にはポプラがたくさん植樹されていますが、ポプラはヤナギの仲間なので同じように白い綿毛がたくさん浮遊し、洗濯物に付着して苦情が出ると札幌のブロガーguitarbirdさんに教えていただきました。
被害のある方は、「柳雪」とか「夏の雪」とか悠長なことは言ってられないでしょうね。
ご紹介いただきありがとうございます。
迷惑を被っている人には申し訳ないと思いつつ、
ポプラの「雪」はもはや札幌の風物詩かもしれないですね(笑)。
ヤマナラシやドロノキも結構たくさん飛ばしています。
身近な場所にヤナギが植えていないからでしょうか。シダレヤナギはたくさん植樹されていますが、これは全部雄株なので実が成らないのだそうです。
そちらでは、もうすぐこの夏の風物詩が始まりますね。