このタイトルだけでバードウォッチャーは内容が分かるはずですが、鳥の声の話です。散歩コースの大吉山でも鳥がさえずり始め、賑やかになってきました。
一般的には「鳥の声=さえずり」と思われているようですが、正確には違います。さえずりは春から夏の繁殖期に縄張りを主張したり、オスがメスに求愛(分かりやすく言うとナンパ)するために出す声で、それ以外の季節の声は「さえずり」とは言いません。また、さえずるのは基本的にはオスだけです。繁殖期以外の鳴き声は「地鳴き」と言います。さえずりと違って地味です。
最もポピュラーな小鳥のさえずりは、ウグイスの「ホーホケキョ」。こうした鳥の声を昔の人は「聞きなし」で覚えました。ウグイスの声を「法、法華経」、ホトトギスの声を「東京特許許可局」と覚えるのが「聞きなし」。
メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」、ホオジロは「一筆啓上つかまつり候(そうろう)」。音が若干違うものもありますが、リズムやアクセントで確かにそう聞こえるのです。
(大吉山のメジロ。「チューチューチュー」と鳴きます)
さえずりにも美しいのとそうでないのがあって、日本ではウグイス、オオルリ、コマドリが声の三名鳥とされています。これらの鳥の声は確かに美しいですが、私がいちばん好きな声はイカル。その聞きなしが、タイトルの「お菊二十四」です。最後の「四」が尻上がりに高くなります。
決して美しくはないのですが、のどかというか、ノホホ~ンというか、緊張感がないというか、聞くと肩の力が抜けるようなさえずり。三名鳥は「一生懸命鳴いています!」という鳴き方ですが、イカルは「適当に鳴いてま~す」という鳴き方です。
緊張感のない生き方をしているせいか、私にはこの声が一番フィットします。以下のサイトでいろんな小鳥の声がアップされていますので、ぜひイカルのさえずりを聴いてみてください。肩の力、抜けますよ~。
ことりのさえずり
一般的には「鳥の声=さえずり」と思われているようですが、正確には違います。さえずりは春から夏の繁殖期に縄張りを主張したり、オスがメスに求愛(分かりやすく言うとナンパ)するために出す声で、それ以外の季節の声は「さえずり」とは言いません。また、さえずるのは基本的にはオスだけです。繁殖期以外の鳴き声は「地鳴き」と言います。さえずりと違って地味です。
最もポピュラーな小鳥のさえずりは、ウグイスの「ホーホケキョ」。こうした鳥の声を昔の人は「聞きなし」で覚えました。ウグイスの声を「法、法華経」、ホトトギスの声を「東京特許許可局」と覚えるのが「聞きなし」。
メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」、ホオジロは「一筆啓上つかまつり候(そうろう)」。音が若干違うものもありますが、リズムやアクセントで確かにそう聞こえるのです。
(大吉山のメジロ。「チューチューチュー」と鳴きます)
さえずりにも美しいのとそうでないのがあって、日本ではウグイス、オオルリ、コマドリが声の三名鳥とされています。これらの鳥の声は確かに美しいですが、私がいちばん好きな声はイカル。その聞きなしが、タイトルの「お菊二十四」です。最後の「四」が尻上がりに高くなります。
決して美しくはないのですが、のどかというか、ノホホ~ンというか、緊張感がないというか、聞くと肩の力が抜けるようなさえずり。三名鳥は「一生懸命鳴いています!」という鳴き方ですが、イカルは「適当に鳴いてま~す」という鳴き方です。
緊張感のない生き方をしているせいか、私にはこの声が一番フィットします。以下のサイトでいろんな小鳥の声がアップされていますので、ぜひイカルのさえずりを聴いてみてください。肩の力、抜けますよ~。
ことりのさえずり
メジロの聞きなしで「札幌一番味噌ラーメン」というのがありますが、声は全然違いますが、リズムやアクセントは似ています。誰が言い出したことか知りませんが、鳥の声は聞く人によっていろんな声に聞こえるんですね。
ちなみに、私はイカルの声は「ヒ~コ~キ~」と聞こえます。確かにのんびりとしていて思わず微笑みます。
私のお気に入りの声はミソサザイ。
あの小さなからだであんなに大きな声で、それに三鳴鳥に負けないきれいな声ですよね。
余談ですが、
三名鳥と三鳴鳥の二つの呼び名がありますが、どちらが正しいのでしょうね?
遅くなってすいません・・・
こちら、カラ類の囀りはそろそろ最盛期を過ぎて、
一方で夏鳥で来ていて囀りをしているのはホオジロだけという
鳥の囀りからすると、季節の狭間にあります。
先日、なんだか聞き慣れないツグミ科っぽい声が聞こえたので見ると
カケスがいたずらをしていました。
そのことが頭にあって、その後日、同じような聞き慣れないツグミ科の声がしたので
探すと、今度は、ほんとにツグミが、囀りのような声を出していました。
基本的にアカハラやクロツグミに似てました。
ちょっと驚きました(笑)。
ミソサザイも確かに小さいのに大きな声で鳴きますね。三鳴鳥か三名鳥かは分かりませんが、コマドリよりクロツグミの方がきれいな声、という意見もあります。
先日、大阪のJR京橋駅でスピーカーからコマドリの声が流れていました。一般の人は何の声か分からないし、駅で流されても「美しいさえずり!」とは思えない声でした。
私も以前、モズの鳴き真似に惑わされたことがあります。カケスも物まねしますね。
上のコメントにも書きましたが、駅のホームや街のあちこちで聴こえる鳥の声が気になっています。例えば、歩行者の青信号はカッコウが多いようですが、ほかの声を聞いた記憶もあります。
北海道でも青信号はカッコウですか?