宇治川のある場所では今の時期、ツバメの大集団が形成されます。バードウォッチャーの間では「ツバメのねぐら」と呼ばれています。
春に日本にやってきて子育てを終えた親鳥や、今年生まれた若鳥が東南アジアに渡る前、なぜか川や湖のヨシ原に集まるのです。夕方、各地で餌をとっていたツバメが宇治川上空に集まって乱舞し、日没と同時にいっせいにヨシ原の中に急降下して眠りに就きます。
その様子を観察するために、野鳥の会京都支部では毎年探鳥会を開催しています。今年は3年ぶりに私がお世話係を担当し、8月4日に実施しました。下の写真は鳥仲間にお借りしたものですが、ゴマのように見えるのがツバメです。
(ピーク時にはこの5倍くらいの密度になります)
「初めて見た人は必ず「スゴーイ!」と言います」。その観察会の予告に私がつけたキャッチフレーズです。無数のツバメが頭上を飛び回るので、初めての人でなくても感動します。当日、初参加の方が10人ほどおられましたが、その方々だけでなくもう何十回も見ているベテランの会員も「スゴイな~」を連発していました。
昨年ご紹介したツバメの調査は今年も継続していて、観察会の前後にも3回現地に行きました。観察会は夕方ですが、調査は飛び立つ時にカウントするので朝4時集合(眠いッス)。数は昨年と同様、約5万羽でした。
(調査時の早朝のヨシ原)
秋にはほとんどのツバメが南へ渡りますが、一部は日本に残ります。これが、森昌子の歌う「越冬つばめ」。でも、冬日本にいるツバメはロシアのウスリー地方やサハリンなどで繁殖した別の亜種だという報告があります。つまり、歌のように仲間からはぐれた孤独なツバメじゃなくて、日本で越冬している別の集団なんですね。
森昌子は「ヒュルリ~、ヒュルリララ~」と歌っていますが、宇治川のツバメは「ジュクジュク、ジュクジュク」と鳴きながら飛んでいましたよ。
春に日本にやってきて子育てを終えた親鳥や、今年生まれた若鳥が東南アジアに渡る前、なぜか川や湖のヨシ原に集まるのです。夕方、各地で餌をとっていたツバメが宇治川上空に集まって乱舞し、日没と同時にいっせいにヨシ原の中に急降下して眠りに就きます。
その様子を観察するために、野鳥の会京都支部では毎年探鳥会を開催しています。今年は3年ぶりに私がお世話係を担当し、8月4日に実施しました。下の写真は鳥仲間にお借りしたものですが、ゴマのように見えるのがツバメです。
(ピーク時にはこの5倍くらいの密度になります)
「初めて見た人は必ず「スゴーイ!」と言います」。その観察会の予告に私がつけたキャッチフレーズです。無数のツバメが頭上を飛び回るので、初めての人でなくても感動します。当日、初参加の方が10人ほどおられましたが、その方々だけでなくもう何十回も見ているベテランの会員も「スゴイな~」を連発していました。
昨年ご紹介したツバメの調査は今年も継続していて、観察会の前後にも3回現地に行きました。観察会は夕方ですが、調査は飛び立つ時にカウントするので朝4時集合(眠いッス)。数は昨年と同様、約5万羽でした。
(調査時の早朝のヨシ原)
秋にはほとんどのツバメが南へ渡りますが、一部は日本に残ります。これが、森昌子の歌う「越冬つばめ」。でも、冬日本にいるツバメはロシアのウスリー地方やサハリンなどで繁殖した別の亜種だという報告があります。つまり、歌のように仲間からはぐれた孤独なツバメじゃなくて、日本で越冬している別の集団なんですね。
森昌子は「ヒュルリ~、ヒュルリララ~」と歌っていますが、宇治川のツバメは「ジュクジュク、ジュクジュク」と鳴きながら飛んでいましたよ。
初参加の方が10人ほどということは、
総参加者数は結構多そうですね。私はそこに先ず注目しました。
この話の「越冬ツバメ」のような「見かけ上の留鳥」、こちらでは、
オオタカやシメがそうではないかと言われています。
そういえばツバメは6月にいつも行く屯田遊水池で見たのですが、
札幌「市内」で移動の時期以外に見たのはこれが初めてで
ツバメも札幌市内に進出してくるのかもしれません。
それが、地球温暖化のサインかどうかは、分からないのですが・・・
ピークの時期は決まっているので、いつも大阪や兵庫県の野鳥の会と重なります。
見かけ上の留鳥と言えば、カルガモもそうですね。夏にもいますが、冬には数が増えるので、私はカルガモも一部は渡っているのではないかと思っています。