みなさんは蚊取りに何を使っていますか? うちは、私の部屋は電気蚊取りですが、敏感な妻は喉が痛くなるので居間では昔ながらの渦巻きの蚊取り線香を使っています。
この蚊取り線香の原料が除虫菊(現在は化学物質)であることはご存知でしょうが、木も使われています。キンチョーのホームページで調べると、化学物質(アレスリン)と木粉(つまりオガクズ)と植物性の糊粉をミキサーで混ぜ、緑色の染料と水を加えて作るとのこと。
この「植物性の糊粉」というのは、タブノキの樹皮にある粘液を乾燥させたもの。水と混ぜると強い粘性を発揮するので、蚊取り線香だけでなく普通の線香の成型にも使うそうです。タブノキはクスノキ科の常緑樹で、あまり特徴のない地味な存在。
タブノキの樹皮
ところが、分布には特徴があって、「最も北に分布する常緑広葉樹」と言われています。普通の常緑樹は寒い地方には自生しませんが、タブノキは日本海側では青森県、太平洋側では仙台あたりまで分布しているそうです。
しかも、海岸部に限定されていて、東北地方では内陸部にはないらしいです。面白いことに、琵琶湖でも湖岸エリアには見られるのに、離れると見られなくなるとか。水際が好きな常緑樹なんですね。海や大きな湖のそばでは水の緩衝効果によって冬の寒さが和らげられるからだそうです。
タブノキの葉
ところで、蚊取り線香と言えば陶器のブタですが、何故ブタなんでしょう? 渦巻き型の蚊取り線香が発明されるまでは、あのブタの中でスギの葉やオガクズを燻して蚊遣りにしたそうですが、火事にならないように火伏せの神様であるイノシシの形にしたり、水神の使いとされたブタの形にしたのではないかと言われています。
貯金箱のブタは何だろう?
この蚊取り線香の原料が除虫菊(現在は化学物質)であることはご存知でしょうが、木も使われています。キンチョーのホームページで調べると、化学物質(アレスリン)と木粉(つまりオガクズ)と植物性の糊粉をミキサーで混ぜ、緑色の染料と水を加えて作るとのこと。
この「植物性の糊粉」というのは、タブノキの樹皮にある粘液を乾燥させたもの。水と混ぜると強い粘性を発揮するので、蚊取り線香だけでなく普通の線香の成型にも使うそうです。タブノキはクスノキ科の常緑樹で、あまり特徴のない地味な存在。
タブノキの樹皮
ところが、分布には特徴があって、「最も北に分布する常緑広葉樹」と言われています。普通の常緑樹は寒い地方には自生しませんが、タブノキは日本海側では青森県、太平洋側では仙台あたりまで分布しているそうです。
しかも、海岸部に限定されていて、東北地方では内陸部にはないらしいです。面白いことに、琵琶湖でも湖岸エリアには見られるのに、離れると見られなくなるとか。水際が好きな常緑樹なんですね。海や大きな湖のそばでは水の緩衝効果によって冬の寒さが和らげられるからだそうです。
タブノキの葉
ところで、蚊取り線香と言えば陶器のブタですが、何故ブタなんでしょう? 渦巻き型の蚊取り線香が発明されるまでは、あのブタの中でスギの葉やオガクズを燻して蚊遣りにしたそうですが、火事にならないように火伏せの神様であるイノシシの形にしたり、水神の使いとされたブタの形にしたのではないかと言われています。
貯金箱のブタは何だろう?
今は除虫菊ではないことは知っていましたが、
詳しくは知りませんでした、タブノキなんですね。
私は見たことがない木です。
うちは普通の火をつけるやつを使っていて、ブタもあります。
ただし、最近買ったものでまだ白くて、昔うちにあったような
あめいろになるときれいなんですよね。
それと、蚊取り線香は100円ショップで売っているようなやつは
大丈夫なんだろうかって不安になるので、うちは大手のものしか使いません。
貯金箱の豚は、中国では豚がめでられていることと、関係はないか・・・
電気蚊取りに切り替わる要因は、線香は部屋が煙臭くなるからかも知れませんね。我が家も居間が煙り臭くなります。
タブノキが最も北に分布する常緑広葉樹ということは、北海道には常緑広葉樹は全く自生しないということですよね。ユキツバキも東北地方までなんですね。
でも、エゾユズリハは自生するはずですね。低木ですが。
A公園にはなぜかないのですが。
こちらの常緑広葉樹は他にフッキソウとモチノキ科の幾つか、
あとは夏に落葉するけど冬は雪の下で葉をつけているナニワズ、
それくらいですね。
一昨年東京に行って、意外と落葉広葉樹の高木があることを
あらためて知って驚きました(笑)。
季節柄(?)蚊取り線香の話が出ていますが、我が家の蚊取り線香は「ジョチュウギク」使用だったと思います。fagus06さんも以前利用されていた共同購入のグループが扱っているものです。効果はどうかというと蚊を殺す能力はありません。気を失って落ちているのを始末するというのが家流です。
そうそう、木の話でしたね。「タブノキ」を懐かしく感じるのは、昔、オオミズナギドリの調査で若狭湾のK島へ行ったときたくさんのタブノキを見たからです。
fagus06さんの解説を読んでK島にたくさんあることに合点がいきました。
夏、夜明け前にはこのタブノキに這い上ってオオミズナギドリが飛び立つ光景が見られます。
もっともその時間は調査をしているので実際に見たのは1回だけでした。
ナニワズとヒメモチは図鑑で確認しましましたが、低木ですね。多分、「高木では」という条件付きの話かも知れません。
北海道の常緑広葉樹の分布は、やはり少ないんですね。
そう言えば、ありました我が家にも。緑色ではなくて、茶色の渦巻き線香だったように記憶しています。
私はK島には渡ったことがありませんが、タブノキがたくさん自生しているのですか。
植物園ではよく見るのですが、私は自生のタブノキを見たことがありません。やっぱり、海沿いなんですね。